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ブックナビクラブで紹介された本

アカデミーヒルズの会員制ライブラリーでは、メンバー主体の活動としてメンバーズ・コミュニティ(略して、MC)があります。一番の老舗MCの「ブックナビクラブ」の活動を紹介します。

「老舗」と表現しましたが、ブックナビクラブはMCが正式に立ち上がる前の2005年から、毎月第一土曜日の午前中にラウンジ等で活動されていました。17年の歴史ですね。
毎回、「自分の好きな本を持ち寄って、『この本の何が良いのか?』を紹介する」という、とてもシンプルな構成です。このシンプルさが継続の秘訣だと思っています。

3月に開催された定例会で紹介された本は、以下の9冊です。バラエティに富んでますね。きっと自分では選ばない本に出合える絶好の機会だと思います。ご紹介いただいた方のコメントをそえて、ご紹介いたします。


最初の4冊を紹介してくただった田中さんからは、
「本の読み方について取り上げている本を4冊紹介しました。その中でも、佐々木俊尚さんの本『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』にあった「名著・難解な本を読むコツ」についての記載が、今まで普通にしか本を読んでこなかった自分にとっては斬新でした。」というコメントをいただきました。


『死の医学』を紹介してくださった志治さんは、「作者は医者であり、詩人という方です。死と脳について幅広い事例を紹介しています。そして医師、人間としてそれらの事を冷静に考察しているのが、今までになく秀逸です。興味深い医学エッセイです。」というコメントを頂きました。


『ヒトの壁』を紹介してくださった三林さんのコメントです。
「2003年のベストセラー「バカの壁」以来、解剖学者の養老先生は、数年ごとの「壁」シリーズで、不況続きの出版業界にはありがたい存在です。今回の『ヒトの壁』は、コロナ禍で多方面に思考を巡らせたエッセイ集です。」


高泉さんからは、「コロナ禍のなか『東京で楽しめる北欧』を扱った書籍です。デザイン、テーマパーク、カフェ、レストランなどなど。参考になるとともに気軽に楽しく読めます。東京近郊の飯能、日高、鎌倉、湘南なども含まれています。」というコメントです。


川本さんからは、「森博嗣さんの自伝的小説で、大学の研究室を舞台に進む物語です。科学とはどうあるべきか... 情報の飛び交うコロナ禍において、改めて考えさせられる言葉たちが散りばめられています。深く静かで温かい作品です。」というコメントとともに『喜嶋先生の静かな世界』を紹介くださいました。


辻󠄀仁成氏の小説『白仏』を紹介した神田さんは、「辻仁成のお祖父さんをモデルにした小説ですが、まず、一人の男の物語として面白く、「死」と隣り合って生きる主人公の人間性の描写がで好きです。」とのコメント。


是非、好きな(気になる)本を片手に、次回のブックナビクラブへ参加してみませんか?

MCの紹介として、「天空のマップカフェ」「ヨーロッパ旅行研究会」の活動も記事にしていますので、ご一読ください。


アカデミーヒルズ 熊田ふみ子


#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ



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