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体験をシェアすること

アカデミーヒルズのライブラリ―では、メンバーズ・コミュニティ(MC)というメンバー主体のサークル活動があります。2007年にスタートしたMCは、共通のテーマのもと意見交換や勉強会を行っています。
現在、6つのグループが活動しています。

その中で、「ブックナビクラブ」と「個人事業研究会」は2007年スタート当初から継続しているMCです。また、他の4つ「デザインに関する研究会」、「天空のマップ・カフェ」、「マーケティング研究会」も10年以上続いている老舗グループです。

今までは、定期的(月1回や2か月に1回など)に、アカデミーヒルズのグレートブックスライブラリ―で定例会を開催していましたが、残念ながら今はオンラインで開催しています。

先日、「天空のマップ・カフェ」の定例会へお邪魔したので、ご報告します。                                主宰の太田先生は、慶応義塾普通部で長年教鞭をとられ、日本地図学会の常任委員も務めていらっしゃる地図のエキスパートです。
その太田先生が、昨年の12月にイタリアのフィレンツェで開催された国際地図学会議に参加された経験をシェアしてくださいました。(下記の左の写真が太田先生です。日本からは太田先生お一人の渡航だったそうです。)

学会連結

国際地図学会議のオープニングは、ダン・ブラウン氏の小説「インフェルノ」の舞台にもなったヴェッキオ宮殿の500人広間(上記の右の写真)で行われたことや、学会の地図展では、日本が出展した「令和の御即位記念地図 東京中心部1:10,000」が3位を獲得したという学会のお話から、このタイミングで海外渡航することのメリット・デメリットなど、多義に渡りました。

このタイミングでの海外渡航の大変さは、出国前の検査やワクチン証明の準備、そして、帰国後の隔離施設での体験談は、「わー、それは大変!」という話が続出でした。
逆に、このタイミングだったからこそ、フィレンツェの街は観光客が少なく、ウフィツィ美術館の「ヴィーナス誕生」(下記の写真の右下)や、アカデミア美術館の「ダビデ像」(下記の写真の左下)は独り占め状態で鑑賞することができたそうです。

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太田先生のお話に、参加したメンバーがご自身のフィレンツェの体験をアドオンしてくださり、より深い話になりました。
私は数十年前に、大学の卒業旅行で1回だけフィレンツェを訪れたことがあるだけでしたが、皆さんの体験談よりフィレンツェの深い魅力を満喫した2時間でした。

リアルでの開催であれば、この後はみんなで「一杯!」という流れになるのでしょうが、オンライン開催の寂しいところですね。「退室」したらそれで終わり。。。。

MCは、メンバーの自主サークルとして、「教える人・情報を提供する人」と「学ぶ人、情報を受け取る人」という構図ではなく、参加したメンバーがフラットに情報をシェアする場として、今後も続いていければと思っています。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

※タイトルの画像は、アカデミーヒルズの館内のディスプレイです。AXISの皆さんが、いつも季節を感じられるアレンジを考えてくださっています。

#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #シェア


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