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裾野を広げる

先日、久しぶりにお会いしたライブラリー会員の寺沢さんのお話を紹介します。

寺沢さんは、「放射線」に関する分野(医学、線量計測、素粒子物理、原子核物理、宇宙線物理、放射線物理など希ガス液体を検出媒体とする放射線検出器など)の研究者です。10年以上の会員歴をお持ちですが、 2020年4月以降は、なかなかライブラリーを利用する機会がなく、久しぶりのアカデミーヒルズへの来館だったそうです。

そこで、「寺沢さんにとってアカデミーヒルズはどんな場ですか?」とお尋ねしたところ、「裾野を広げる場です!」との即答。         「日常の生活・活動は深めることばかりなんです。研究とは深めることなので、どんどん世界が狭くなってきます。でも裾野を広げないと、高みには登れない気がしてます。だから自分の裾野を広げる場がアカデミーヒルズだと思っています。」とのこと。とても説得力、納得感のあるお話でした。

例えば、アカデミーヒルズ主催のイベントや、メンバーズ・コミュニティへの参加は、ご自身の研究分野とは大きく離れたテーマだからこそ、気付きが沢山あるとのこと。

また、本を探すなら大学の図書館の方が便利だが、ライブラリ―の館内を歩いて見つける面白い本との出会いは気分転換にもなるとのこと。

そして、49階からの眺望はアイデアを拡げてくれる場所としては最高だとも。。。

眺望

ライブラリーを運営している私達にとっては、とても嬉しいお話でした。

以前に「多様性」の大切さについての記事を書きましたが、組織全体からの視点でした。その中に属する人の視点で考えると、自分の裾野を広げることに繋がるのですね。

寺沢さんのお話を伺って、多様性の中に身を置くことは、自分の裾野を広げて、自分の可能性を高めてくれることだったのですね。言われてみれば「そうそう!」と思いますが、とても新鮮な気付きでした。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #多様性


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