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自分の世界が広がる!-ブックナビクラブで紹介された本-

ライブラリーメンバーの自主活動、メンバーズ・コミュニティ(略してMC)の1つ「ブックナビクラブ」の定例会が9月16日にオンラインで開催されました。
参加者が一人ずつ気になった書籍を紹介するというシンプルな仕組みですが、紹介される書籍が毎回多種多様で自分の世界が広がります。
先日の定例会で取り上げられた書籍を紹介します。

この本は、1989年に他界した漫画家の手塚治虫氏の最後のメッセージとして出版された本です。もともと医師としても働いていた手塚氏は、科学技術の進展による危険性を警鐘されていました。「命とは何か」、「情報とは何か」、そして、「人類が力を持ち過ぎたことで、ガラスの地球が危ない」というメッセージを、30年以上も前に残されていました。
この本を紹介してくれた志治さんは、手塚氏の漫画「火の鳥」を一気読みした後、手塚氏の思想・思考を知りたくて、この本を手に取られたそうです。

人はそれぞれ価値観が違うと分かっていても、自分と違う考えには、つい「イラッ!」っとしてしまうことも。。。その解決策の一つとして、「占い」を用いてみてはいかがでしょうか!
この本を紹介してくれた吉野さんは、職場の人間関係に悩んでいたときに、「占い」で同僚たちを知ることで、コミュニケーションが円滑になったというエピソードをシェアしてくれました。

この本の著者は、文化人類学者でトップクラスの市民ランナーだそうです(フルマラソンを2時間20分で走るとのこと)。そして、1年3か月にわたり、現地で「走る集団」と一緒に走ることで、エチオピアのランニング事情を1冊の本にまとめました。
この本は、山登りやウルトラマラソンをしている深川さんが紹介してくれました。その中で深川さんの「山登りやマラソンはシンプルな動きを反復することで感覚が研ぎ澄まされる感じがする」というコメントが印象的でした。

こちらの本は、「一人一人の伝記を読むよりも体系立てて読めるのが良い!」という理由で、高泉さんが紹介してくれました。
そして、「成功者は、会社が潰れてしまうなど2回は失敗して、3回目に成功している」という共通点を見つけ出し、「2回失敗しても立ち直れる強いメンタルが重要で、だからこそ3回目のチャレンジで成功するのかもしれない」という法則を説明してくれました。

長年山登りをしている三林さんが紹介してくれました。ライブラリーで見つけて読み始めたそうです。
三林さんは、「“山登りは素晴らしいけど山は怖い”ことをこの本で再認識し、山の危険を知ることで戒めにしたい」とのことでした。
ちなみに、三林さん曰く「“クマ”と“カミナリ”が山では一番要注意!」と、ご自身の体験からコメントくれました。

学校で必ず学ぶ「平家物語」ですが、「この林原美術館の図録はパラパラとめくっているだけでも楽しく古典の勉強になる」と、伊藤さんが紹介してくれました。
そして、コロナ禍で美術館や博物館へ行く機会が減ったという方が多いと思いますが、伊藤さんは大阪出張の際、「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」(大阪市立美術館)を鑑賞されて、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」の修復の前後(キューピットが描かれているバージョンと、塗り潰されたバージョン)を見た感想もあわせて、披露してくれました。
※「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」は9月25日で終了しました。

最後に、ライブラリー事務局の結縄さんが紹介したムック本は「崎陽軒シウマイ弁当ゲノム解読完全データ」です。
これは、「崎陽軒のシウマイ弁当をどの順番で食べるのか?」、「どの食べ合わせで食べるのが美味しいのか?」を研究した、シウマイ弁当愛に溢れる一冊とのこと。
ちなみに、これはシリーズで発行されている5冊目だそうです。


ブックナビクラブに参加すると、本当に色々な本があるなと感心します。自分一人では見過ごしてしまう本と必ず出会える素敵な時間でした。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子


#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #ブックナビクラブ #本

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