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本をネタに仲良くなろう!-ブックナビクラブで紹介された本-

メンバーズ・コミュニティ「ブックナビクラブ」の11月の定例会でシェアされた本を紹介します。音楽、健康、人権、防災、建築、そして憲法に至るまで幅広い本が紹介されました。

子供のころは興味がなかったクラシック音楽を、大人になるにつれて聞くようになったというメンバーが紹介してくれた本です。近々、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴きに行くこともあり、この本を紹介してくれました。
1842年に創立されたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、経営母体を持たず演奏家たち自身が運営しているそうです。
どのように伝統を守りつつ革新的なことにチャレンジしてきたのか、それはビジネスの分野でも参考になるのではないでしょうか。
ちなみに、2020年のコロナ禍において、唯一来日して演奏会を実施したのはこのウィーンフィルです!

会社での防災訓練を受けた際、会社の訓練は最初の一歩になるがその先を知りたいと思ったこと、そして全体を俯瞰してシステムとして理解したいという思いで読んだ1冊をシェアしてくれました。
爆発等の現場で負傷した人に対しては、まずは呼吸の有無を確認します。呼吸が有る場合は止血、無い場合は心臓マッサージが最初のアクションになります。
この本を紹介してくれたメンバーは、自衛官などを対象にした戦闘救護講習会へもご自身が参加されたそうです。

「からだ」繋がりということで、次に紹介された本はこちらです。
インストラクターを目指してヨガのレッスンに通い始めたメンバーは、生徒ではなくインストラクターの目線で考えるようになり、「レッスンの構成はどのようにしたらいいのか?」、「生徒さんが疑問に思うことは何か?」という疑問が湧いてきました。そのときに「身体の仕組みを基礎から学びたい」と思い手にした1冊です。
SNSや動画サイトには様々な「健康に良い」という情報が溢れていますが、エビデンスがなく「何を信じたら良いのか?」と感じたことはあるのではないでしょうか。栄養について、病気やけがが治るしくみ、心と体の関係など基本的なことを総合的に学べる1冊です。
ところで、「昔の常識は今の非常識」になっているという話題に発展しました。例えば、運動中の水分補給について、昔は運動中の水分補給はNGでしたが、現在は熱中症対策もあり、こまめに水分を摂ることが大切と言われています。情報のアップデートも必要ですね。

人権週間に合わせて、会社で毎年人権啓発標語の募集があるというメンバーから紹介された1冊です。標語を考えるにあたり、インスパイアされたのがこの本です。
自衛隊には人権に関する窓口はありましたが機能していない状況で、後輩に同じ思いをさせたくないという思いから、勇気を出して声をあげたのが著者の五ノ井里奈さんです。


「(わたしが)声をあげて」と「(あなたも)声をあげて」という2通りの意味をタイトルに込めました。読み終わったあとに一歩踏み出す勇気を感じてもらえたら嬉しいです――五ノ井里奈


紹介してくれたメンバーは、「声をあげる大変さを知った。そして誰かではなく自分が声をあげる必要性を感じた!」と感想を語ってくれました。
ところで、この本を参考にして作ったメンバーの人権啓発標語は、佳作に入選されたそうです!
おめでとうございます!!

次の1冊は、「民主主義や資本主義の始まりや、西洋から日本へ来た経緯などを知りたいと思い読んでいる」と紹介してくれました。
この本の他に下記の1冊も紹介してくれました。

「新しい資本主義」「民主主義の限界」などの言葉をよく見かけますが、「資本主義や民主主義とは、そもそも何か?」を知る良い機会だと思いました。
参加したメンバーから、「『日本人のための憲法原論』よりも『哲学と宗教全史』のほうが読みやすい」というコメントがあったので、まずは『哲学と宗教全史』から読んでみようと思います。


最後に3冊セットで紹介してくれたのは、「マンションの建設について学んでいる」と語るメンバーです。

  • 1冊目の『絶対に失敗しないハウスメーカー選び』は、一軒家の住宅を建てる人のための本

  • 2冊目の『建築の企画営業』は、土地所有者に対して賃貸ビルやマンション建設・経営を促す立場にて営業をする人のための本

  • 3冊目の『マンション建設の教科書』は、マンションの建築プロセス(発注から検査まで)を解説した本

ということで紹介してくれました。


毎回のことですがブックナビクラブに参加すると、「本当に色々な書籍が存在するな!」と自分の視野の狭さを感じつつ、情報網がぐっと広がります。

※五ノ井里奈さんは、2023 TIME100 Nextと、BBC 100 Women 2023に選出されました。五ノ井さんの勇気を称えたいと思います。


アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #ブックナビクラブ #読書会 #五ノ井里奈


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