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起業家はどこで選択を誤るのか

スタートアップが必ず陥る9つのジレンマ 今回は雇用のジレンマ:「ファウンダーのBlueprintを変えるな」 概要スタートアップが会社を作っていく中で起こしてしまう失敗やその事例を数値とともに紹介してくれる きっかけ「成功はアート、失敗はサイエンス」なので、自身で書籍を書くときにも失敗談を書き並べようと考えていたところ、参考図書として紹介してもらった 読後記一度に読んで、すべて吸収できるほどの分量ではないが、読むほどに味が出てきそう。参考書としてプロジェクト始める1か月

    • すべては一人から始まる

      ”ビックアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力” は、物理の振動子のアナロジーで読み解いてみよう 概要ビジョンの実現にむけて、一番はじめにリスクをとってアクションしたいいだしっぺの熱量が伝染し、人々が巻き込まれ、動き出していくメカニズムのコンセプト説明書 きっかけサブタイトルの通り、自分がソースになっているかもしれないと思ってしまい、本当にそうなのか確かめてみたくなった 読後記結論、私はソースではなく、サブソースだろう。いつもソースの描くビジョンの中で一

      • 数値化の魔力

        質より量を求めよ 概要どんな仕事でも量的な評価をすることで成果をあげやすくなるといいたい きっかけ1月より新たな部門を管掌することになり本屋で衝動買い 読後記そんなに面白くない。しかも、使えない。質的な評価と量的な評価をすること、定量的に業務を記述しようとすることで、やるべきことが明確になる、というものだが、定量化できない人が、明確にできるようになるまでに挫折しそう。 量で業務の目標管理をすることでストレスが減る。当然でしょう、情報が落ちているんだもの。考えることが減

        • 悪の処世術

          暴力とイデオロギー統制の先には何も残らない 概要自国のことを徹底的に考えた結果、独裁的になる そして、統治の後に残るものがなく、悪の巣窟となる きっかけ佐藤優のコラムを目にし、外務省からの景色に触れてみたいと思った 読後記ホッジャのアルバニア独裁が示唆深い。徹底的な暴力で統治した結果、平等な社会を実現し、国民を飢えさせない生活を提供し、無神論国家が成立させている。しかし、その背景には、暴力や圧政による国民の自由を奪取がある。加えて、競争力も育たない。 ホッジャ亡き後

        起業家はどこで選択を誤るのか

          ZERO to ONE

          生み出し続けよ。ならば、創業し続けられる。 概要ピーター・ティールは反知性主義とインターネット黎明期のオルタナティブな未来を志向する文化に影響を受けている あたりまえを疑い、自ら考える人、そして、進歩が留まることない社会を作ろうとしている 「進歩が留めないためには、生み出しつつけなければならない」 きっかけ起業家でもあり、加速主義を謳う思想家としても奇異な存在として引き合いに出される。本当にそうなのか?と 読後記それほど奇妙な思想の持主ではない。シリコンバレーにある

          リクルートのすごい構”創”力

          リクルートには事業を創る型が習慣として埋め込まれている、 がマネできない 概要リクルートの中でよく知られたメソッドをBCGがまとめたもの 新しく事業を創っていく方法論のヒントが記されている 事業構想メソッドの抜け漏れチェックに読んでみましょう きっかけ「リクルート女子が怖い」としばしば耳にする、その怖さ(性別問わずに対等に張り合える強さ)はどこからやってくるのだろう?それを解消するべく関連しそうな本を読んでみることにした 読後記メソッドの中身については本を買ってもら

          リクルートのすごい構”創”力

          リクルートのDNA

          この本をワンフレーズで説明するとリクルートは、素直さの姿勢を持ち、学び、試す人から始まった会社、かも 概要創業者である江副さんの職業人の経緯を本人の語り口で記されている リベラル、合理的、素直で弱さをさらけ出せ、学び、試すという人柄を随所で垣間見ることができるリクルートの起源を具体的に知ることができる きっかけこれまでにリクルートで働いたことがある人と何度か仕事をしたことがあり、この会社のよく出来すぎた文化の中で働いたことによる功罪を耳にし、その理由を知りたいと思った

          リクルートのDNA

          「今どきの若者」のリアル

          この本をワンフレーズで説明すると「Z世代は温かみに飢え、それを自覚していないハリネズミのようで扱いづらい」と思い込んでいる筆者がZ世代を描出しようとした 概要Z世代と言われる人たちの社会環境の状況を業界の異なるオトナが多面的に記述しようとした Z世代はオトナたちが生まれ育ってきた環境よりも「足らない」環境で育ってきたせいで付き合いづらいと主張している きっかけ一緒に働く仲間に年下が増えてき、私とコンテクストが異なることはわかるのだが、なぜ?何が?違っているのか、少しでも

          「今どきの若者」のリアル