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40歳で”熟キャバ嬢”デビューしてみた。

キャバクラはむしろ行く方だった。接待の後の付き合いで行くと、仕事(昼職)にスカウトしたり、メイク指導したりする始末でキャストの子たちにモテた。知人と飲んでると誰よりも気を使われる。そんな私がキャバ嬢としてデビューするとは思わなかった。しかも、40歳にて初体験。

いわゆる”夜職”という呼び名の世界があることすら初めて知った。調べてみると、給与体系なんかもよくできてるんですよ。給与ではなく”報酬”か。このあたりもまたの機会に。

この仕事をはじめてみて、新しく知ったこと・気づいたことは結構あるのだけど、一番感じたのは「自分を武器とした、最大の個人事業主の仕事である」ということ。この仕事でご飯を食べている方たちを本当に尊敬する。

自分を武器にするということは、自身のポジショニングが確立できていないといけないと感じた。何が強みなのか(外見・内面)、どんなタイプと合うのか。ほんとうにそれは人(客)それぞれだと思った。すごく私を好いてくれる人もいれば、嫌われることもあった。それはすべてのキャストの方たちもそのようだった。たった5分しか横にいなくてもフィーリングはわかるらしい。

私は低音の声質なのだけど、それがいいといってくれる人も、嫌だという人もいた。背が高いのだけど、それが好きという人が多いのは驚いた。事業や会社経営の話はある程度わかるので、サラリーマンの役員的な人たちは喜んで話をしてくれた。真面目に話を聴くので、たまーにくる団体客で業界関係の方とかはこっそり素性を明かしてくれた。(テレビで毎週見るような。)ほんとにこういう人たちってキャバクラにくるんだなーって思った。

でも、酔った客にBBAと言われたこともある。わりと自分を好いてくれる人に囲まれて、まぁまぁちやほやされて生きてきたから、はじめて言われた時はショックだった。(もう気にしなくなった。)あと、顔がでかいと言われて小顔矯正した。

そんなわけで、否応でも自身を客観的に知ることになった。

「自分を武器とした、最大の個人事業主の仕事である」
そういうことです。

今日はここまでにします。お読みいただきありがとうございます。

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