鍼灸学生は辛いよ。

こんにちは。
鍼灸師のおズン先生です。
明日には、きっと忘れるので
覚えなくても大丈夫です！

僕が鍼灸学生の時は、夏休みの宿題に
お灸を1枚150壮×60枚やりました。
どうやら今でもその宿題はあるようです。
現代で艾なんて90％使わないぞ――笑
本題いこか

鍼灸学生のうちに

フラットな目線で物事を判断できるように
勉強してください。これだけです。

どゆこと？

例えば、アナタはあまり勉強もしてなくて
解剖学・生理学はもちろん病理も臨床医学も
あまり知らない、詳しくない。

そんな時に、凄そうな先生に出会ったら
その人の言っている事を信じる以外の選択肢
出てきますか？なんか分からないけど凄そうなのは
分かった気がする。

その先生が悪い。と言いたい訳じゃありません。
ただ、その時に「アナタの常識が決まってしまいます。」
その時、東洋医学が凄い！となったら
ほぼ確実に東洋医学派になり西洋医学的な解釈は右から左。
逆もまたしかりです。

まだ早い

学生で治療法の良し悪しを判断できるほど
勉学を収める事は難しい。
学生の時についた常識は、一朝一夕では変わりません。
だからこそ、まだ決めるには早すぎるんです。

東洋医学にも西洋医学にも良さがあり
人に向き不向きがあります。

早くに決めてしまう事は、悪い事ではないです。
取り掛かりが早ければそれだけ専門的な
研鑽の時間をとれるからです。
ただ、そんな奇跡的な出会いは極稀です。

だからこそ、学生の時にはフラットな目線で見る。
自分はどんな先生になりたい？
自分はどんな風に活躍したい？
その為に必要なことはなんだ？

今はまだ、そうやって自分自身に
語りかけてみて欲しいと僕は思います。

もう遅い

あの時、もっと勉強しておけば…
大抵の社会にでた鍼灸師の感想です。
何を勉強しておけばよかったと後悔してるのか?

解剖、生理、臨床医学の三教科が主です。

ひたすらやり込んでください。
悲しいですが、大人はズルい生き物です。
無知な新社会人の不安に付け込んで

「すぐ出来る」「明日から使える」

そんな売り文句の技術を高額なセミナーで
当然のような顔をしながら出してきます。
そんなものは、その場凌ぎにしかなりません。
その技術はアナタを守ってくれない。

だからこそ、「頼りになる自分」を
今この時から育ててあげてください。

具体的なワーク

僕が学生に戻れるなら今からやる事リスト

１．SNSで想いを発信する
知識を発信しても同じモノは溢れています。
アナタのこうなりたい！その想いがオリジナル！
発信し続けるのです。大丈夫少なくとも
僕は見ます。

２．基礎医学の勉強
前述したように、解剖・生理・臨床医学メイン
あと国試レベルの基礎勉強は必要です。ただ
合格ラインあれば十分です。

３．一人で旅行に行く
自分の感性は、新しい体験でのみ鍛えられると
ここ最近思います。それが自由に出来るのも
学生の特権ですよね。遊んでいいんです。
ただし、本気で！

４．いろんな先生に会う
セミナーでも、独自にアポを取ってもいい。
沢山の経験をして沢山の後悔をしてください。
時にはお金をドブに捨てた・・
そう思うかもしれないけど、ドブに捨てる経験は出来ます。

終わりに

沢山バイトをして、沢山遊び、沢山勉強して下さい。
ただし全てに本気です。これが大事！

感性と可能性を広げてください。
決して八方美人になれ。という意味ではないですよ。
いつかは、自分の進む道や専攻する治療法を決める日が来ます。

僕達のいる世界は、広く浅くでは
誰一人として救えません。

狭く深く見つめていく事が必要になります。
その時に、狭さが１なのか１０なのか１００なのかは
「今」この学生の時に決まるのです。

色々な事に興味を持ち、なぜ？の
答えを沢山の角度から探してください。
きっとアナタの人生に必要な先生に
その時出会う事でしょう。

応援しています。