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第5章 感染対策- Part 1 法律、規制など

第1章から、第5章に一気にきてしまいました。 2−4章をカバーしないわけではないのですが、2−4章が比較的簡単で、5章が覚えることが多いいんですよね。 学校でのテストは毎日ある状況で、1章の簡単なテストの後に、5章の厳しいテスト、それからの2−4章の簡単なテスト、という具合に、生徒に優しく、覚えやすいようにクラスでの講義の順番が変えられているようです。

感染対策ですが、英語ではInfection Controlと言います。 

州ごとに、定められた法律が決まっていて、その法律を理解しておくこと施術を行う際には、規定された通りに行わないといけません。 たまにサロン等への抜き打ち検査みたいなのがあるようですね。

この章では以下の6点を主に学んでいきます:

1 法律を理解すること。 
2 バクテリアの種類について理解すること。 
3 何がHIVなのかの定義、そしてどうやってHIVに感染するのかを理解すること。 
4 消毒の種類、方法、用途を理解する。 
5 国際的な注意事項について理解する。 
6 サロンプロフェッショナルとしての責任を理解する。

もう覚える言葉が多くて、すごいですよ、この章。 ここを乗り越えれば、解剖学とかは楽しい範囲ですからね、頑張っていきましょう。

実際にこちらでエステティシャンの資格を取りたいという方の助けになるように、使われている単語を入れながらポイントを捉えていきます!

Regulation (規制)

Federal Agency (連邦機関)

Occupational Safety and Health Administration (OSHA) :   (労働安全衛生管理)
職場の従業員を保護するために安全衛生基準を規制および執行するために、米国労働省の一部として設立されました。
従業員が有害な環境にさらされないことを目的に 危険有害性伝達基準 (Hazard Communication Standard / HCS) という規定を設け、化学品製造業者と輸入業者が自社製品に関連する潜在的な危険性を評価し伝達することを義務ずけました。その結果、材料安全情報表(Material Safety Data Sheet/ MSDS)が産まれました。


材料安全情報表(Material Safety Data Sheet/ MSDS)

連邦機関によって、このMSDSという表をすべての商品とともに提供することが義務付けられています。  商品の使用方法、混ぜ方、保存の仕方、捨て方、危険になり得る素材が含まれているか、火炎性があるか、そしてどうやって危険性を防ぐか、などが生産者によって記されているものです。

サロンで取り扱うすべての製品にたいしての、MSDSが、紙上で保管されていて、商品を取り扱う従業員全員は、その内容を理解して、サインをその紙に書く、ということが義務づけられています。

ほんとかい!!? って、決まっていることだけど、できていないところ、多いいんじゃないかな〜〜

でもこの紙、連邦機関の調査が入ったら、見せないといけないみたいですよ。

Environmental Protection Agency (EPA)- 環境保護庁

"EPA registered" と、パッケージに書かれた消毒剤を見たことがあるかと思います。アメリカで売られている消毒剤は、すべて、EPAに許可を得ています。 消毒液は英語でいろいろな言われ方をしていて、それぞれ微妙に定義が違うので、この違いを覚えておくことも重要です。ここではDisinfectantsというものを指していて、Disinfectantsは、すべてのバクテリア、カビ、ウイルス(胞子をを除く)を表面から殺菌する化学製品です。

Disinfectantsには2種類あって、Hospital disinfectants(病院の消毒剤)  と Tuberculocidal disinfectants (結核消毒剤)と呼ばれるものです。

Hospital disinfectants (病院の消毒剤) は、血と、体液をクリーニングするもので、無孔性表面(nonporous surface)に使われます。 無孔性表面(nonporous surface)というのは、穴の空いていない、つまり液体を吸収しない表面のことを言います。  Hospital disinfectantsは疾患の広がりを防ぎます。

Tuberculocidal disinfectants (結核消毒剤) は、結核の原因となるバクテリアを殺すことが証明されてるものです。 このバクテリアは席などで感染して、胞子を形成するため、殺すことが困難なものです。これバクテリアを殺せるか、殺せないかがこの2種類の決定的な違いになりますがTuberculocidal disinfectants (結核消毒剤)はHospital disinfectants (病院の消毒剤)のうちの一つということですね。

Tuberculocidal disinfectants (結核消毒剤)は強めの殺菌力、ということで、こちらをすべてに使えばいいのか、と思うところですが、場合によってはスパ、サロンではこの消毒剤が強すぎる場合もあるので、この違いは理解しておきましょう!

スパ、サロンで使われる消毒剤は、必ずEPAが許可したものでないといけない、という法律になっています。必ず、オリジナルのパッケージを残しておいて、EPAの番号が証明できるようにしておきましょう。

State Regulatory Agencies (州の規制機関)

この機関は、サロン、スパプロフェッショナルと、消費者の健康、安全を守るためにできたものです。 ライセンスの管理も行なっていて、スパ、サロンのインベスティゲーションを行うのもこの機関の仕事です。 規定を守っていない場合、サロンのオーナー、かつ、エステティシャンへのペナルティーがあります。ペナルティーは程度によって違いますが、罰金、ライセンスの停止、または没収まであります。

Laws and Rules (法律と規則)の違い

法律は連邦によって定められたもので、それぞれの資格を持ったものが何をするか、というような範囲が定められています。Lawsの他にstatutes(法令)という呼び方もされます。

規則は、法律よりも特化されたもので、規制期間、もしくは州のメンバーによって定められたものです。時代によって柔軟に変化してアップデートされていきます。エステティシャンは、この変化、アップデートもしっかり知っておくことが必要です。


とうわけで、まだまだ続きますが、法律関係はここまでです!

次は感染についてで〜す。 個人的には、いろいろなバクテリアの種類が定められているのが面白い、と思ってしまいますが、名前を覚えるのが大変です、涙。


ではまた!


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