医師は教えてくれない、不妊治療前に知りたかった事 *染色体異常徹底解剖*

一般的には、妊娠する確率は35歳を超えるとだんだん低下をしていって、45歳ぐらいまでで1%ぐらい、ほぼミラクルなレベル。と認識されていると思います。

その常識が覆されて、希望の星が見える回にしたいと思います。

染色体異常

不妊の原因という大半が、染色体異常。
何度か体外受精をされている方はよく聞くフレーズだと思います。なかなか正常な染色体を持った胚になってくれないのが辛いところ。

今度こそは”当たり”が出てきてくれと願いながら採卵に臨んでいることと思います。

受精卵は、染色体に異常があると育っていかずに途中で発育が止まってしまうケースがほとんど。

体外受精をせずに、普通に妊娠を試みていて、受精していたとしても発育が5ー6日以内で止まってしまえば、受精をしたことすら気づくこともないでしょう。妊娠検査で反応が出るまで行ったとしても、流産してしまう可能性もあります。

体外受精をしていれば、受精はしたのかな、初期胚にはなったのかな、胚盤胞にはなったのかな、着床はしたのかな、しなかったのかな、というのが段階を見て確認することができるけれど、自然で妊娠を試みている場合はどこでつまづいているのか、というのは未知の世界です。

卵の質が全て

この染色体異常ですが、一般的に知られているのは、卵の質はコントロールできるものではないものだということ。

生まれた時から卵は女性の体の中に一生分あって、年と共に衰えていく。そう認識をしている人、いませんか?また、そうやって説明されたことありませんか?

最近の研究ではどうやらそうでもないようです。
卵の質・染色体異常は栄養素と、ライフスタイルでコントロールすることができるものなのです(朗報!!)

いろいろな研究が示すのは、有害な物質を日常生活で避けて、必要な栄養を与えることで良質な胚を育てることができる、ということです。

すなわち、私たちの努力次第で、卵の質を向上することができる!

年齢が問題なのではない

40歳+は、半分以上(70−80%の割合で)卵は染色体異常だと言われています。

35歳を超えると、だいたい染色体異常である確率が25%。
歳を重ねるごとに染色体異常の確率が増えていくと言われているけれど、卵の質は年齢だけに関係するものではないし、どの年齢でもすごく身近な問題です。

どうやって”染色体異常”ができるのか?

卵ができる工程は、すご〜〜く長くて、エラーが出やすい。
そもそも私たちの卵は、私たちが生まれる前からできてるんですよね。まだお母さんのお腹の中にいる時から。

で、その卵の種というか、もとになっているものはずっと存在しているけれども、そこから排卵まで4ヶ月ぐらいかけてその種が育っていって、卵胞に姿を現して、排卵をして、卵管を通って出てきて受精をする、という工程です。

何年もかけてお腹の中にいる種は、私たちが歳を重ねるごとにいろいろなダメージにさらされていきます。

40歳になるまでにはかなりのダメージを受けていて、染色体異常な仕方がないこと、と思われていました。ですが、これは科学的には正しくなくて、なぜならば、染色体異常が起こるのは、排卵のちょっと前の最後の段階で、”減数分裂”というステージだからだそうです。

減数分裂がうまくいかない

このプロセスがいずれかの段階で失敗すると、最終的には染色体の余分なコピーまたは欠落したコピーが生じます。 減数分裂の最初の 1 減数分裂は女の子が生まれる前に始まりますが、染色体処理活動のほとんどは卵子が排卵される直前の数か月間で起こります。

重要なポイント

多くの不妊治療の医師でも知っている方が少ないようですが、卵子の染色体異常のほとんどは、卵子の老化に伴って30年から40年かけて徐々に蓄積されるのではなく、排卵前の数か月で起こるということです。

老化が染色体異常を直接引き起こすわけではないんです。

排卵前数ヶ月間、条件を整えてあげることで、卵子が正しい数の染色体で成熟する確率を高めることができるということです。

重要なのでまた言葉を少し変えてリピートしますね。

排卵数ヶ月前までは、卵子の染色体エラーはおそらくまだ発生していないため、数か月後に排卵する卵子の品質に良い影響を与えることはできる。ということです。

どうやって卵子の質に良い影響を与えればいいのか?

卵子が染色体を正しく処理して、正常に成熟するために必要なすべての作業を行うには、膨大な量のエネルギーが必要です。

卵の中のその膨大な量のエネルギーを作り出せるのがもちろん若い方がエネルギー値が高いでしょうし、栄養素やその他の外部要因も大きく関わってくるということなんです。

歳をとっていても元気でエネルギッシュな人もいますし、そんなに歳をとっていないのに疲れやすい人っていますよね? 歳という単なる数字ではなくて、そういうことなんですね。

このエネルギー生成構造というのが”ミトコンドリア”と呼ばれるものです。
理科の授業でも習ったかと思いますし、アンチエイジングだとか、体質改善でもよく聞くこの”ミトコンドリア”。

ミトコンドリアは、体内のほぼすべての細胞に存在していて、私たちの身体中の全てのエネルギーを生成する工場のようなものです。

ミトコンドリア内では、さまざまな燃料源(栄養素)を細胞が使用できる ATP と呼ばれるエネルギーに変換する発電所として機能します。

ATPは生命のエネルギーで、筋肉を動かし、酵素を運んだり、私たちが何かをするのに絶対に必要とする、車で言うとガソリンのような存在です。

卵によっても使用されるエネルギーなので、成長する卵は大量の ATP を必要とし、大量のミトコンドリアを持っています。

実際、それぞれの卵には 15,000 個以上のミトコンドリアがあって、この値は体内の他の細胞の 10 倍以上です。 卵子を取り囲む卵胞細胞にも多くのミトコンドリアが含まれていて、卵子に追加の ATP を供給したりもするようです。

それだけ莫大なエネルギーが必要だと言うことですね。
そこで問題なのが、十分なエネルギーを生成できているのか。

ちゃんとエネルギーを生成するためには、ミトコンドリアが良好な状態になければいけない。

俗に言う老化とは、私たちのエネルギーが減っていくのは、
時間の経過とともに、酸化ストレスに反応して、ミトコンドリアが損傷を受け、エネルギーを生成できずらくなっていくから。

十分なエネルギーがないと、卵子や胚の発育がうまくいかなかったり、完全に停止したりする可能性があります。

トロントの有力な不妊専門医であるロバート・キャスパー博士がは、
「老化した女性の生殖器系は、クローゼットの一番上の棚に忘れ去られた懐中電灯のようなものです。数年後に偶然見つけてスイッチを入れようとすると、懐中電灯に問題があるのではなく、内部の電池が切れているため。』と言っています。わかりやすい例えですね。

私たちにできることは、内部の電池を変えれば良いだけです!!

ミトコンドリアを、充電して、卵に十分なエネルギーの提供をする。
この方法もお伝えしていきますね。

簡単に言えば、有害物質を避けて、ちゃんと栄養をとる。
これに尽きるんですが、日本では本当にこの有害物質について注目されていない!!まだこちらの投稿を見ていない方は有害物質も確認してくださいね。

これからも有益な情報を提供して、少しでも多くの人がこの体外受精のループから抜け出せることを願っています!

体外受精をしていなくても、自然に妊活をしている方にも有益な情報になっているので、周りにそう言う方がいらっしゃいましたらぜひこの投稿、私のチャンネルを教えてあげて欲しいな、と思います。

ではでは、一緒に頑張りましょう〜!

本日の内容、動画のものはこちらから:



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