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もうすぐエチオピアで10年。


はじめまして。古崎陽子@アビシニアンです。

私は以前は東京の外資系企業でコンサルタントとして働いていたのですが、在職中の2008年に参加したVSOという団体を通じた社会貢献プログラムでたまたまエチオピアに派遣され(青年海外協力隊と違って、派遣先の選択権が基本的にないのです)、エチオピアに魅せられてしまい、2010年10月からエチオピア北部のティグライ州の州都であるメケレという町に愛する猫たちと一緒に在住しています。今はメケレ大学で日本語講師やエチオピア学関連の仕事(学会運営や論集編集のためのウェブシステム構築など)をしています。時々日本企業様や旅行者の方のお手伝いなどもしています。

VSOでエチオピアに派遣される前はアフリカに足を踏み入れたことがあったわけでもなく、エチオピアというとマラソンランナーのアベベ・ビキラ、コーヒー、それに小学生時代のエチオピアの飢饉、といったイメージしか持っていませんでした。(行き先がエチオピアに決まったと聞いてあわててグーグルで検索し、意外に開けた様子の町の写真が出てきて少し安心していました。笑)

皆様はエチオピアと聞いて何をイメージされますでしょうか?このnoteでは皆様に少しでもエチオピアを身近に感じていただくべく、エチオピア北部のおすすめ旅行先やエチオピア小話、日常生活での苦労やおもしろ話など、やわらかい話を中心に書いていこうと思います。たまにコロナの状況や旅行の時のコツなど多少真面目な話も書くかもしれません。コメントなどでトピックや知りたいことをリクエストいただければ、可能な限り応じたいとも思います。

ところでnoteで設定した「abyssinian」というユーザーネームなのですが、以前「テレビブロス」という雑誌にエチオピア小話を寄稿していた時に使っていたペンネーム(当時はカタカナ表記)です。

いうまでもなくアビシニアンは猫の種類の名前ですが、「アビシニア」というのはエチオピアの旧名で、ここから「アビシニアン」という猫の名前が派生しています。しかし知り合いのドイツ人エチオピア学者によると、猫のアビシニアンのふるさとは、実はエチオピアではなくエジプトなのだそうです。私の愛猫たちもエチオピア生まれではありますが、アビシニアンではありません。(笑)

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(エチオピアの雑種猫、「ティギスティ」。もう亡くなってしまいましたが、6匹いる愛猫たち全員の祖先です。)

このユーザー名には、「アビシニア」というエチオピアの旧国名と私の猫を愛する気持ち、それに「日本人から見るともはやエチオピアのものだと思われがちだが、実は違う」という私の属性を混ぜ込んだつもりです。

ちなみになぜエジプトの猫が「アビシニアン」になったのか、詳しい話も聞いたのですが、詳細は忘れてしまいました。確か、エチオピアを訪問した帰途に・・・のような話だったと思いますが、また改めて聞いたらいつか書くかもしれません。

非常にものぐさで筆無精な私ですので、どのぐらい続けられるか、自分との戦いではありますが、どうぞよろしくお願いします。



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