【no.4】紅さやか
こんにちは、鶴岡市ふるさと納税担当の阿部です。
前回の記事が2021年なので、すごく久しぶりの投稿です。自分でも驚いています。
忙しくて書けないなんて言い訳をしながら、はや2年弱…🌀
もう書かないかもしれない…そう思っていましたが、今まさに記事が書ける環境になったので、またお付き合い頂ければ幸いです。
最近は新品種「紅王」など色々なさくらんぼの品種がありますが、さくらんぼは同品種の樹同士では受粉しないため、必ず農園には受粉樹があります。
今回はさくらんぼの豊作には欠かせない受粉樹「紅さやか」について、私が感じたことを書いていきたいと思います。
紅さやかとは?
紅さやかは「佐藤錦」と「セネカ」を組み合わせた品種です。
収穫時期としてはこの辺りで栽培されるさくらんぼのなかでも最も早く、6月上旬の早生種になります。
「佐藤錦」や「紅秀峰」の花の開花時期が重なり、また相性の良い樹として、紅さやかが受粉樹として農園のあちこちに植えられています。
鮮やかな赤い実が印象的な紅さやかですが、収穫するタイミングで色が異なります。初期の収穫では写真のような赤い実は、後期になるにつれ赤から紫黒色に変化します。
甘みより酸味が強くさっぱりとした味が好きという方もいらっしゃいます。正直なところを言えば、「佐藤錦」や「紅秀峰」ほど甘くないので美味しくない、と感じるかもしれません。
そして他の品種が赤くなる頃に、黒っぽくなった実はなんとなく食欲が出ない、という方も多いと思います。
しかし紅さやかは黒くなってからが真骨頂!
最も甘さが出た紅さやかは他のさくらんぼにも負けない味になるんです。
紅さやかの栄養
さくらんぼには糖質、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、葉酸、リン、カリウム、鉄分など含まれます。
カリウムの含有量が比較的多く、高血圧や動脈硬化の予防に期待できます。
カリウムは利尿作用があり、むくみ・高血圧を改善してくれるようです!
また、葉酸が比較的多く貧血予防にも効果的のようなので、女性には特に嬉しい効果が期待できます。
赤い色素にはポリフェノールの一種「アントシアニン」が含まれます。アントシアニンはブルーベリーなどに多く含まれ、眼精疲労の軽減に効果があるといわれ、特に紅さやかは果肉まで赤くなるのでアントシアニンが豊富なんだそうです!
紅さやかのジャムをつくってみましょう
この日、私はふるさと納税でお世話になっている農園のご厚意により、最高に熟した紅さやかをゲットしました。
その場でも食べましたが、本当に甘さがのっている紅さやかでした。
「我が家の」紅さやかジャムの作り方
※すみません!詳しい分量はわかりません!
なんとなく味見をしながら調整をお願いします。
① まず果肉から種を取りましょう。
② 鍋に果肉を移して、レモン果汁と砂糖を加えます。
(ガラスかホーローの鍋を使いましょう)
③ 弱火で煮ると、水分がでてきます。
色は更に黒っぽくなります。
アクが出てくるので、表面だけすくってとりましょう。
④ ここで味見をして、酸味が足りないと思ったら追いレモンをしましょう。
※今回使ったのは完熟状態なので酸味が足りませんでした。
⑤ 更に弱火でかき混ぜながら煮過ぎないうちに火から外しましょう。
⑥ ジャムを入れるために清潔なガラス瓶を用意してください。
焼酎をつけたペーパーで内側を拭いて消毒し、乾いてから冷ましたジャムを入れます。
⑦ 蓋をしっかり閉めて完成!
冷蔵庫に入れて保存しましょう。
開封後は早めに食べましょう。
早めに食べきるために、大きい瓶より小さい瓶がおすすめです。
食べ方はやっぱりパンにつけて食べるのが美味しかったです!
あとはヨーグルトに入れたり、マスカルポーネと一緒にホットケーキと食べるのもおしゃれでよき!でした。
また、冷凍することでもまた違った紅さやかの美味しさを発見しました。
「佐藤錦」「紅秀峰」よりリーズナブルな分、色々な用途で楽しめるのが紅さやかの良いところです。
まとめ
紅さやかはさくらんぼ農園の中ではメインの「佐藤錦」「紅秀峰」の受粉樹であることから、おそらく知らない人が多いと思います。
完全に熟すまえは味も甘さより酸味が強いことや、そもそもあまり出回らないことから美味しさを知る機会がないのが勿体無いと思いました。
今回、紅さやかは加工用として食べることで美味しさが増すことがよくわかりました。
しかしさくらんぼはジャムにするにしても種をとる作業が大変など、加工品としてもまだまだ課題が多いようです。
観光農園に行った際には「紅さやか」の木を探して、1番黒っぽい実をぜひ一つ食べてみてください。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?