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きのこが好き!な小中学生のための1日学校|イベントレポート

2024年7月27日(土)晴 10:00~14:00
開催場所:油山市民の森エリア
参加者:9名

◆内容
油山に生息するきのこたちを探し、観察しました。きのこは森の中でどのような役割をもっているのか、はたまた私たちの身近で利用されているきのこは見つかるのか!?そんな、きのこたちを身近に感じて知ってもらう講座となりました。

【午前】10:00~12:00
実際に油山の森の中へきのこ探しへと出かけました。

外に出てすぐにきのこを発見!
今回の参加者の中で、実際に森の中できのこ探しをしたことがある子供たちは少なかったので、きのこを見つけて盛り上がりました。
きのこが見つかる場所は、ほかのきのこも生えていることが多いです。
先ほどのきのこの近くにもう一種。
今回のきのこ激熱スポットは「沢沿い」です。夏の日差しに弱いきのこたちは、こういった日陰で湿り気のある場所で観察することができます。
この場所で探してもらった「冬虫夏草」。冬虫夏草と聞くと、お薬になるのでは?と思いたいですが…今回見つかった「タイワンアリタケ」は残念ながらお薬にはなりません。
沢沿いの倒木から生えていたサンゴのようなきのこ。「きのこに見えない…」と声が上がりました。確かに、言われてもわからないかも。
きのこの観察中に見つかった「シロウツボホコリ」。これはきのこではなく「変形菌」という全く別の生きものです。

【午後】13:00~14:00
今回見つけた「きのこ(菌類)」と「変形菌」のまとめをしました。

きのこの判別をしていると、きのこから「甲虫類」や「アリの仲間」も観察されました。甲虫類はきのこを食べていて、アリの仲間はきのこを食べているキノコバエの幼虫を狩っていました。きのこを巡る生き物たちの観察はとても面白いですね。
ウツボホコリの仲間を顕微鏡で観察してみました。肉眼ではよくわからなかった細かな部分がより鮮明に見えて面白かったです。その他のきのこも見てみようと顕微鏡渋滞も発生していました。

今回のきのこ1日学校では、18種類のきのこと5種類の変形菌を観察することができました。森の中は蒸し暑でしたが、みなさんお疲れさまでした。

文:岩間杏美
写真:土屋志乃
(ABURAYAMA FUKUOKA自然観察センター)


ABURAYAMA FUKUOKAについて

牛や羊などの動物とのふれあいの他ショップやアクテビティが盛りだくさん牧場エリアと、油山のワイルドな自然を感じられる市民の森エリアの両方の魅力を味わうことができる施設です。
それぞれ入口が異なりますのでご注意ください。

「全体MAP」左下が牧場エリア、右上が市民の森エリア※衛生管理上牧場エリアでは、ペットメンバー登録のうえ、一部エリアのみ同伴可能です
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