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洗い越しの重要性

みなさんどうもこんにちは、阿武町地域協力隊の古金です!!

阿武町は今、梅雨真っ只中。
阿武町に移住して来て初の本格的な大雨。
外作業だと現場作業もストップせざるを得ない状況。。。orz

そんな中、一緒に作業している先輩から「この機会に遠岳山の洗い越し見にいってきたら」と告げられ、見に行くことに!

普段は水流もなく、何気なく通ってる洗い越しでしたが、いざ大雨の後に行ってみるとすごい迫力。

上の写真は先輩達が山の谷部に道を作る際、今回のような大雨時等に道が壊れないように施工した、洗い越し工法。ヘアピンになっており計
6箇所の洗い越しをわたり水が流れております。

上の写真でわかるように、水流がある手前の路面高を上、水が流れる路面高は低くし、奥に行くにつれ路面高を上げて道を作ってあります。
そうすることで洪水せず自然と谷部を水が流れていくということですね!👏👏

水が流れる部分は、木組みを設置して砕石を敷き詰めているとおっしゃっており、水が流れても崩れず、砕石を敷くことで水流の勢いも弱めているのだそうです!道が壊れる1番の原因は水とおっしゃっていただけあって水対策が匠の技です。


昨今ニュースになっている、静岡県熱海市の土石流については、火山岩でできた急勾配の谷部に火山性の物質などが溜まり、さらに盛り土が行われ、数日間の雨によって一気に水を含み今回の災害が起きたと推定されているようです。

自然の中に人の手を加える際は、自然災害等の事を考慮して施工しなければならないと改めて感じました。

それにしても遠岳山の洗い越しは本領を発揮してさらに美しく見えました!!

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