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寺3チラシ裏

お寺シリーズは、「寺で結婚話」を基本コンセプトに、1997年の「寺のショウソウ」から2001年の「仏壇のない家」、2006年の「はなやもめ」にいたる、一連の作品です。
「寺」という、一般的には、人生の終焉を司る象徴の場所に「結婚」という、一見、寺とは縁遠い出来事を展開させ、普遍的な家族の物語を紡ぎ出そうとする試みでした。
幸い、浄土真宗大谷派「専立寺」の皆さんの献身的な協力に支えられ、「お寺シリーズ」は、いずれも好評のうちに幕を閉じました。
今年、架空の劇団が復活15周年の節目を迎え、閉じた幕を三ついっぺんに開いてみることにしました。この三作品を一挙に上演してみようという無謀な計画です。
1976年から2036年にかけて、足かけ60年を描く、盛岡の寺を舞台にした、壮大かつささやかな家族の物語をお楽しみください。
また、今回は15周年特別企画として、大手先のギャラリーCygにて「架空の劇団展」も開催します。これまでの架空の歩みをまた違った角度から堪能出来る企画も合わせてお楽しみください。

2016年10月7日~10日に上演された、寺シリーズ三部作一挙上演のチラシ裏、全体のリード文。

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