dvシェルターに入れず、自力で逃げました。①

最後の日記を記していたところとは、県をまたぎ、全く縁もゆかりもない自治体に腰を落ち着けることができました。

一ヶ月半前、元住んでいた自治体の婦人センターに問い合わせて、“婦人相談員”なる肩書きの女性と面談しました。

「あなたの場合は、夫の追求性が低いから、シェルターには入れません。」

それが答えでした。

わたしはどこがで、最後はシェルターに入れてもらえる、そう思い込んでいました。

自分に甘さがあったんだと思います。

これは憶測だけど、直接的な暴力(殴る蹴るなど)がなかったので、そのことが今すぐ保護するに値しないと思われたのだと感じました。

そしてその婦人相談員さんは
「自分でどうにかできないですか?」

と言い、法テラスを紹介する紙をくれました。

そして
「子供さんがいて、いろいろ動けないだろうから、児童相談所に子供を預けるっていう手もありますよ。」

と。

※法テラスとは弁護士を紹介してくれる公的機関です。

“夫と別居し、子供を児童相談所に預けて、法テラスで弁護士をみつけて、夫と離婚に向けて、話し合いなさい。”

これが、婦人センターの答えでした。

(※後から分かるのですが、この対応はあまりよろしくない、不適切だ、とのことです。今住んでいる自治体の婦人センターでは、きちんと保護してもらい、夫にばれずに、転居することができました。自治体によって、対応が異なるそうです。)

このころが一番、絶望を感じて、途方に暮れました。

自分でやりなさいと言われても、怖くて怖くて何から始めていいのかも、分かりません。

なにか動こうとしても、悟られて、何をされるか分かりません。

でも、なにもできない自分は、本当にだめなやつで、おろかで、臆病で、自分はどうしようもないやつだと、自分を責め続けていました。

つづく。



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