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ベイビーわるきゅーれ

※物語に関するネタバレはありませんが、アクションの構成等に触れている点があるため、何も知らずに観たい人はスルー推奨m(_ _)m 本作の主演、髙石あかりさん&伊澤彩織さんが同じ阪元裕吾監督の前作【ある用務員】で演じたJK殺し屋コンビ "リカ" & "シホ" を、全くの別キャラとしてブラッシュアップさせて誕生した、最高に楽しいアクション・エンターテインメント! 2回観て改めて感じたのは、髙石あかりさんが陰と陽を使い分けた演技で作り上げた「杉本ちさと」というキャラクターの

    • ジョーカー(ネタバレ考察)

      一度目は全てをストレートに受け止めて鑑賞。二度目は最初から全てを疑って鑑賞してみました。すると驚いたことに、作品自体の印象が一度目とガラッと変わったのです! この物語には二つの時間軸が存在していて、ある片方の時間軸で起こる一つ一つの事象全てに、現実に混在した「妄想」が存在しているように感じました。 その一つ目の軸と二つ目の軸を分けるポイントは、アーサーがペニー殺害とランドル殺害で逮捕され、アーカム病院に収監される "前" と "後" なのです。 アーカム病院収監 "前"

      • ミッドサマー/ディレクターズカット版(ネタバレ考察)

        私はこの作品に【へレディタリー】と同じ血が流れているように感じた。 まずこの映画を観て感じた疑問と、その疑問に関する考察を挙げてみる。 疑問① 90年に一度の祝祭90年に一度…さらに彼らが72歳で必ず自死するという事は、1回の祝祭に "ホルガ" の住人全員が初参加という事になる。果たしてこの祝祭は何年前から続いていて、今年で何度目なのか?毎回出席者が一新される祝祭がそんなに長く続くとは思えない。 考察 住人全ての年齢が、実は100〜200歳を優に越えている? 疑問②

        • TENETテネット(ネタバレ考察)

          "場所" か "時間" かの違いがあるだけで、要は行って帰ってくるだけの話…ある意味これは、超難解な【マッドマックス/怒りのデスロード】だ! …ということで、その行く(巡行)と帰る(逆行)の定義やルールなど、初見からいきなり細かなファクターを解明するつもりで観ていると難解すぎてついていけなくなるので、まずは単純に行って帰るだけの "マッドなノーランの時間のデスロード" を楽しむつもりで鑑賞することをオススメ!それで話の流れはある程度理解できるし楽しめるハズです♪ 1周目ク

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