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知られざる実家の地域風習

昔から祖母や近所の高齢者と過ごしてた私。小さい時、隣のお婆という、近所のお婆さん(明治生まれ)が毎日家に来ては私の祖父とお茶飲みをしながら昔の話に花が咲いていた。
私が困った時(体調が悪い時)はそのお婆さんが昔の知恵を教えてくれた。そして、本当に治っていた。私の祖母(大正生まれ)も曽祖父から教え込まれた家の古い習わしを何も疑いもなく季節の行事として、その頃もやっていた。

また、子供の頃はテレビでまんが日本昔話を良く観ていて、郷土の風習を子供の頃から刷り込まれていた。テレビを見て「おっかねぇ〜なぁ〜」とか「いい事するべぇ」とか今も心に残っている。げげげの鬼太郎よりも深く私のなかでは残っている。そして、神様、仏様様というのを肌で知ったという感じ。

だからか、伝承とか都市伝説は私はあると思っていて、疑いもなくずっと信じているのだと思うところ。

今もスピリチュアルに惹かれて、興味をもって本や動画など観ているのは、子供の頃から刷り込まれた風習や教えがあったから。。。

今日、何故か実家の地域の歴史を調べていた。郷土を調べていた人の本が検索していたら出てきたのを読んで、こんなにあるの!?と驚きでした。
実家の地域は本当に秘境とも言える地域。今は車で気軽に行けますが。昔は雪は家が埋まるくらいの地域で豪雪地帯。自然は豊かではあるが、昔は農業、養蚕、炭焼きが産業のようで、気候が厳しい場所だったせいか、朝早くから働き夜暗くなるまで身を粉にして、何処の集落も働いていたようです。今も農業の観光が主な産業。
それが、軸に風習が出来ていったようでもある。病気や災いなども、医療などか整っている訳ではない昔は、全て神様に託されていたように思える。祀り事や行事も神の神事で防いでいたり、占いなども使っていたようです。

私が一番、納得したのは実家の郷土の風習でセッチンガミ、ウスサマというトイレの神様を崇めていたこと。セッチンとはトイレの事。

セッチン神さまとは話は逸れますが、母親が良く話していたのは、昔、私の家族で災いが起きて、祈祷師を呼んだらしいんですがその祈祷師によると摩利支天が本来居る場所(神棚だか神聖な場所)にトイレを作ったから摩利支天が怒って災いが起きているという事らしい。祈祷師から祈祷してお札をもらいトイレに貼ったら災いが無くなったと言う。トイレを作る時に、浄化などの儀式をしなかったからなんじゃないか。のような話をしていた事を思い出した。
そんなトイレの風習以前の話ではありますが、、、。ただ、トイレって本当に大事な事だということは明らかなんです。実家に居る時は、トイレと水回り掃除してました(笑)そうすると、何か良い事があった気がしました。

昔から郷土のトイレの神様の風習は私が生まれ育った時にはもう、無かったか、知っていても各家々で粛々と行っていたので私が知らないだけだと思われますが。

郷土の風習セッチン神様、、、
セッチン神の像をトイレかトイレの出入り口の上に祀り、セッチン神が無ければ時期にその家の女(嫁)がセッチン神を作り(多分、紙かな)トイレに祀り、正月にはお供えをするらしい。掃除は必須。お産する人がトイレを掃除すると安産になるとか。セッチン神を作れない者は嫁にいけないなんて曰れもあるらしかった。もっと細々、セッチン神についてはありますが。

何も祀っては居ない私の実家もトイレに年末になると正月飾りやお供えはしていたけど、昔から何でだろうとは思っていました。セッチン神さまにどうやらお供えをしたんだなと、今日、気づきました。

あんまりにもセッチン神さま、ウス様が気になり検索。

烏枢沙摩明王の事で、やはり、トイレの神様のよう。

今、すぐ出来る事はトイレを毎日、掃除する事がやはり一番大事のようですね〜✨
烏枢沙摩明王様に出会っていたら、お札などをお祀りすると良いですね✨

そして、私の実家の郷土の風習をもう少し良く勉強してみたいなと思いました(しみじみ)
語り継ぐ人が居ないし、今では郷土の人達は風習なんて古いし、信じないという人ばかりだから。でも、きっと、(今の医療以上の)何かがあって出来上がった風習なので。

読んで頂きありがとうございます✨
全ての出来事に感謝致します✨

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