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あつまれ!タバサ交友録!


はじめに

このnoteはFANZAGAMESの提供するブラウザゲーム「Deep One 虚無と夢幻のフラグメント」に登場するヒロインキャラのひとり、タバサ・トワイニングの魅力をお伝えするためのものである。
18禁のエロソシャゲなのでその点ご注意。(全年齢版がDMMGAMESからリリースされてるよ!)

上記の記事でタバサの魅力を全人類にお知らせし、できれば今後も発信していく所存だが、この記事ではゲーム中におけるタバサの人間模様についてスポットを当てていく!
タバサのひととなりを理解できる一助になることを願って!

タバサを取り巻く人物

ではさっそく、タバサと関わりの深い(と勝手に思っている)人物をピックアップしつつ幻視混じりの解説を行っていきたい。

マルタ・タラスク

先に断っておくがマルタの項はけっこう長いのでお手洗いは先に済ませておいていただきたい。
前提情報としてマルタのパーソナリティを簡潔に説明する。

マルタ・タラスクは幻夢境攻略を目指す魔術士の一人で、黒森の祈りクロワ・デ・ネルルクという名の魔導書を操る。この魔導書は範囲・威力ともに非常に高い性能を有しており、作中キャラ最強談義でよく名前が上がる。

マルタの実家は凋落した魔術名門の家系であり、両親からは一族復興の夢とともに黒森の祈りクロワ・デ・ネルルクを託されている。
だが、この魔導書は性能追求のために外法的な手段で行使されており、その代償として、マルタの双子の妹がぬいぐるみのなかに封じられている。しかも使うたびに命を削るデメリット付きで、そう遠くないうちに使い手たるマルタもろとも死を迎えることになっている。

かなりドン引きの設定だが、マルタ自身はそのことを不幸と思うどころかむしろ家族の幸せのあり方の一つだと受け止め、物言わぬ妹に絶え間なく愛情を注いでいる。

性格はダウナー系でありながらも剽軽もので、旺盛な好奇心と悪戯心でどこにでも出没し限りある今を謳歌している。仲間内では特に幼い部類なこともあり周囲からは「手の焼ける妹」のような扱いを受けている。

……と、マルタはタバサと立場や性格が正反対でありながら、どこか似た者同士であるような不思議な関係性である。
両者の対比的もしくは類似的な要素をざっくり表にしてみた。

見てくださいよこのきれいな対比構造。こんなんほぼ公式CPじゃん……(個人の解釈・感想です)。

タバサも最初からマルタのことは気になる存在として意識しているが、しばらくの間、他にあまりはっきりとした接点を持たなかった。

ふたりが急接近するのは「傑日に発露する想願」イベントにおいてである。
タバサがマルタに対してクソデカ感情を燻らせていたことが発覚し、いよいよ我慢ならなくなって思いの丈を次から次へ全力スパイクする夢のような展開となっている。

普段のイベントストーリーなら領域のギミックを解除するために右往左往したりチームが分断されたり、なにかしら場面転換しながら話が進んでいくのだが、本イベントではずっと同じ場所に留まってタバサとマルタのガチ喧嘩に終始し、同行メンバーはほぼ蚊帳の外の傍観者であり二人だけの世界が繰り広げられる。

特にタバサ側から展開されるセリフの数々は、彼女がいかにマルタの実力を認め、憧れ、自分を重ね、だからこそ死の運命に対して諦念していることがいかに許しがたいかという心情の吐露で敷き詰められており大迫力の一言に尽きる。
タバサ、お前そこまでマルタのことを……。

ストーリーの導入がいかにもソシャゲ特有の季節イベント(本イベントはホワイトデーだった)然としたお気楽なノリだったところから急にアクセルベタ踏みされ、怒涛のような感情の渦潮でこちらの脳が完全に洗い流されて、これがもともとホワイトデーイベントだったことは忘却の彼方となった。エピローグで触れられたことでやっと思い出したくらいである。

正反対にあるようで相似するふたつの「呪い」に苛まれたふたりが肩を寄せ合ってそれぞれの希望に手を伸ばそうとする、湿り気もカロリーもばか高い一遍となっている。

このイベント以降、タバサとマルタはなにかにつけ張り合う良きライバル関係となった姿がたびたび描写されるようになる。

ふたりはろりともだち!
タバ×マルはいいぞ!!


ロゼット・サヴィニー

ロゼット・サヴィニーは防疫修道会というちょっとどうかしてる組織からルルイエに派遣されてきた魔術士である。彼女は戦闘に特化するための特殊な訓練と調整を受けて育っており、ルルイエを訪れる前は上記組織の尖兵として力を奮っていた。

そんなロゼットとタバサの出会いは、ロゼット加入イベントでもある「正克を求む贖祓の劫」である。
元々の所属団体による確執が火種となって仲間内で揉め事が起こり、タバサは事態に巻き込まれることになる。そのなかで、ロゼットが自分自身を道具的な存在と位置づけ自分の意志を持たない(持つことを許されていない)と発言したことを苦々しく感じたタバサは、彼女に厳しい言葉を向ける。

「自分の意志」を強く持ち、その願いのために邁進しているタバサにとっては、主体的な決断から降りているロゼットの言は腹に据えかねることだったのだろう。
(とは言うものの、ロゼットの生育環境はガチの道具扱いだったので無理からぬ側面もある)

その後いろいろあってロゼットも「自分の意志」で少しずつ前に進み出すのだが、このときの縁でタバサとロゼットはちょくちょく絡むことがある。
ノリとしてはタバサが姉御風をびゅーびゅーに吹かせ、ロゼットも素直な性格なので大真面目に頷く凸凹コンビといったところ。

タバ×ロゼは……いいぞ!


ミリアム・リフラー

ミリアム・リフラーは他のメンバーとは一風異なるポジションの魔術士である。幻夢境攻略のチームではなくルルイエ内での治安維持部隊に所属し、魔術士たちが起こすトラブルを監視・鎮圧する役割を担っている。
優れた魔術士を集めた施設においてこの任に就くということはさらに優れた実力を持っていることに他ならないが、ミリアム自身は本来、探索任務を志望していたため、自分の身の置き所に漠然とした迷いを抱いていた。
(そのため、ルルイエの隔離事変により否応なく幻夢境攻略に挑むことになったことはある意味希望が叶ったとも言える)

そんなミリアムにとって、ブレることのない信念に基づいて突き進むタバサは見習うべき目標であり、自分からぐいぐいタバサに接近していく。

これはタバサにとっては決して小さくない救いであり、もっと前に出会っていたら違う未来があったかもしれないと想像させ、あるいは今一度他人を信じてもいいのかもしれないと思い直させたり、「兄様」の存在ごと自分を受け入れるミリアムの姿に心を動かされたりしている。

性格面でも真面目キャラ同士で相通ずものがあるのか、タバサからミリアムの気苦労をいたわることも。

誰にも頼らないとツッパってるヤンキー女子の隣にすっと座って笑いかけてくる秀才いんちょ女子……いいよね!
ミリ×タバは、いいぞ!


ブリジット・ボードウィン

ブリジット・ボードウィンは本作品の看板ヒロインの片肺であり、メインストーリーにもがっつり関わるし様々なイベントにも参加するルルイエの中心人物である。

タバサとの間でそこまで深いつながりを匂わせるイベントはないが、他の仲間達の取りまとめ役を担ったり、目的意識の高い努力家な面や、他人に対する好意・親切の表現が屈折してるめんどくさい性格など共通点が多く、当人たちも波長が合うらしく言葉を交わすときはお互い胸襟を開いた態度を示している。

イベントでの共演を経るごとに徐々に砕けた雰囲気になって軽口を叩きあう仲にまで発展している。

クールなつよつよ女子同士で交わされる遠慮も気遣いもない距離感が堪能できるタバ×ブリはいいぞ!


ジュリア・メルローズ

これちょっと火力上げて語らざるをえないのでお許しください。

ジュリア・メルローズはタバサの親戚である!! 正確には分家筋であり、代々トワイニング家の使用人をやっている家系とのことで、親戚のお姉さんでありながら従者でもあるというめっちゃ夢のある関係性って時点でだいぶテンションぶち上がるのだが、過去にタバサとタバサの兄を殺しにきた暗殺者でもある! ってなんだそれ!! もうこっちの情緒ぐちゃぐちゃだよ!

いったん落ち着いて情報を整理すると、ジュリア・メルローズは「昔日を偲ばす絶佳」イベントにおいてタバサの過去回想で語られ、後に「白景に清糾する贖跡」イベントによってさらに背景事情が明かされた人物である。
ジュリアは別荘地にやってきたタバサたちの前に現れ、互いに打ち解けてしばらく一緒に過ごしていたが、その裏ではタバサたちを疎む本家から暗殺の指示を受けていた。
毒を盛ろうとしているところをタバサに見つかったため暗殺は未遂に終わり、兄にはなにも知らせず秘密裏に済ませようと思ったタバサによって脅しつけられて追い返されるに留まっている。

が、実はジュリアにはタバサたちを害するつもりは微塵もなく、トワイニング家からタバサたちを逃がすため睡眠薬を飲ませる偽装暗殺を試みようとしてたのである。
先に事情を話したらタバサは絶対に逃げないだろうと考え、タバサにはなにも知らせず秘密裏にことを運ぼうとしたことによる窮余の策であった。

……いやあ、さすがタバサの親戚っすわ。やってることが不器用すぎる!
一歩間違えば逆にジュリアが殺されていた、というかタバサが報復をあえて避けたから助かっただけでこんなん普通なら殺されてるだろ!

ともあれ、お互いの優しさと不器用さにより、命を奪うことも奪われることもなく、だが誤解を抱えたまま二人は別れ、ジュリアは暗殺失敗によりトワイニング家から放逐されている。
後にタバサも実家を出奔し、ふたりは家のしがらみから遠く離れたルルイエで再会を果たすことになる(なお再会の様子についてはぼかされている)。

そのぼかされてるところがめっちゃ気になるんだが?
今後の供給が待たれるキャラである。
上でも書いたが親戚のお姉さんでありながら従者キャラって関係性だけでテンション上がるんで堅苦しくない感じの緩やかな主従関係やりつつ後方見守りお姉ちゃんとしてタバサを温かい目で見ていてほしい。

未来のジュリ×タバは……きっといいぞ!


ノルン・ナルヴィノート

ノルンとタバサはなんだかんだ長い付き合いである。

タバサ自身の紹介記事でも述べたが、ストーリー序盤期においてノルンはメンタル通り魔の常習犯であり、タバサとも幾度に渡って対峙している。

お互い鼠径部を主張しながら。

こんな恥ずかしいカッコでバチバチやってたのも遠い昔、仲間となったノルンは「楽しいことをやるときの手配担当」として立派に周囲に受け入れられており、タバサともじゃれあう仲となっている。

とは言うもののね、今のノルンは人気者で付き合いも広いからタバサのことも大切な仲間ではあるけどワンオブゼムなんだろうなと思っていたら……。

これですよ。
まさかのジュリアから「同じ目をしている」判定いただきました!

しばらくはこれで補給線維持できるわ。
ノル×タバ、すごくいいゾ!


終わりに

いかがだったろうか。
周囲の人間がタバサになにを思い、またタバサが周囲になにを感じるかを知ることで、タバサの新たな魅力が発掘されれば幸いである。

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