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読書びより

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気ままな読書で感じたことや役に立ったことを書いています
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2020年4月の記事一覧

何というコンテストの豪華賞金!ダイアモンド何カラット分⁈

サーサーン朝ペルシャが、イスラム軍に滅ぼされたとき、 「……ギリシャ・ローマのあらゆる古典が発見されました。(その後)……アッパース朝七代カリフ、マームーン……彼はバグダードに、……図書館兼天文台を建設します(830年)。……多くの知識人を招集すると、ギリシャ語からアラビア語への翻訳を命じました。 「……マームーンの熱の入れ方は半端なものではなく、アリストテレスの翻訳コンテストを行い、勝った者には翻訳書と同じ重さだけのダイアモンドを渡したという話も残っています。すごいイン

めじろ と なずな

きょうは会えなかった めじろ君 それで、思い起こした きのうの「絵」 エーリヒ・フロムが 著書『生きるということ』で引用した 松尾芭蕉の句 「よく見ればなずな花咲く垣根かな」は [持つこと]に対比して[あること]の優位の 典型としたもの 脳内メモリーを活用した めじろ君の表象は 芭蕉の句と違って永遠に残るわけではなく いずれわたしの中で色褪せてしまうだろうが [あること]の幸せとして しばらくは味わっていけるだろう

糸川英夫さんのことば-読書ノートから-

糸川 英夫は、日本の工学者。専門は航空工学、宇宙工学。ペンシルロケットの開発者であり、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる。 ーウィキペディアよりー ・人生の鍵をにぎっているのはたった一人の人間である ・クリエイティブな人生とは、いやなことをすばらしいことに変え、すばらしいことをますますすばらしくしていくことにその意義があるのだ ・人生は永遠の謎解きである ・他人から頼まれるという形の方が持続性があり、社会性があり、多くの人から感謝される ・少年時代の経験

「……もちろん、人間は犠牲者たちのために戦わなきゃならんさ。しかし、それ以外の面でなんにも愛さなくなったら、戦ってることが一体なんの役に立つんだい?」 ーーー新潮文庫 カミュ『ペスト』より

再読『語彙力こそが教養である』

角川新書 齋藤 孝著 多くの語彙をインプットし、適切な使い方でアウトプットできる人が教養のある人。 そんな、インプットとアウトプットの仕方を伝授してもらえる有難い本だ。 数年前一度は読んで、いいなと思ったから本棚に今もあるわけだが…… 実践せず今に至っているが、今回通読して、なるほどと、膝を打つことは多かった。 だから実行するかどうか。 言い訳ではないが、実際にはアウトプットはともかくもインプットについては、人並みのことはやっていると思う。 それは今回再読して、