6/24

外部実習の説明会を受けてから、バスで府中に行く。ミスドで白いポンデリングを売っているのでそれを食べたい。白いポンデリングは4種類あって、お腹が減っていたので3種類買ってしまう。食べる前から甘さでもたれる感じがしたので同じフードコートで、はなまるうどんのかけ小を頼む。
だいたい同じ味なのですぐに飽きがくるし、かけ小では塩が足りないので、ケンタッキーも頼んでしまう。ここは末期資本主義の楽園のように全てのチェーン店がある。チェーン店の悪い油で胃がもたれて目の奥がぎとつく。

分倍河原駅に着く。分倍河原は山が低いだけの山形だ。田んぼに烏よけの凧が飛んでいる。その向こうにラウンドワンが見える。ラウンドワンは山形にはないが。細かい坂があり、せせこましく一軒家が建ち並ぶ。4、5軒まとめて同じ建築会社の一軒家が並んでいるところも山形にそっくりだ。
バスと並行して国道を下っていく。

20分ほどで府中郷土の森博物館につく。アイスクリームやかき氷みたいなフォントで紫の「あじさい祭り」の旗がたなびいている。2月は梅、9月は曼珠沙華の祭りをやる。紫陽花は無理せず咲いている感じ。江戸時代の家屋などが保存されていて土間に上がると暑い。あんなに暗いのに暑いなんて大変なことだ。園内は広く博物館は小さい。地図を見ていても今どこだかわからない。紫陽花のいちばんのスポットがどこかわからない。途中大きな滝があって塩素の匂いがする。子供の声が遠くの方で聞こえて、木々が開けるとそこに棚田のようになった水遊びの広場があって、たくさんの子供が足を浸からせていたり、腹這いになって泳いでいる。
子供の頃親にこのような場所に連れてこられた記憶があって、それはどこだかわからない。
ボールプールのようにプラスチックのボールが浮かんでいる。それを投げ合っている。しばらくパラソルつきの椅子に座ってCCレモンを飲んで、入りたくなったので靴を脱いでプールに入りに行く。大人は付き添いの親しかいない。ハーフの子供が多い。裾を捲って上は普着の大人たちを、子供は気遣うことなく盛大に飛沫をあげて棚田の段々を駆け上り駆け降りる。
棚田の段々は意外と高くて集中して登る。もう直ぐ近くに多摩川が流れているらしい。

蛇口で足を洗うところがあって、おしっこの匂いがした。

足が冷えると涼しいが足からだるさがくる。バスが来るまで日傘を差して待って、駅前のブックオフで本を探す。スーパーで唐揚げの材料を買う。彼女の家まで電車で帰って、ドラッグストアでお酒を買う。おばあちゃんが買いだめした飲料のペットボトルを落として、それを拾う。棚の下に転がったやつは日傘で取ると埃まみれで、捨てられたレシートで拭いて渡すと、交換してもらうわ、と言われる。その方がいいだろう。

疲れて2人とも寝てしまって起きたら22:00だった。そこから寝ぼけ眼で野菜を素揚げして唐揚げを揚げた。半生だったのでレンジでチンした。『あいの里』をみる。僕は2回目だけど初めてみたいなリアクションをする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?