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昨日、テツアンドトモのことを日記に書いていいかと彼女に聞くと、「良いけど、ノロケに思われるよ」と言われた。
彼女の友達がこの日記を読んでいて、以前に「めっちゃノロケだね」と彼女に言った。
日記なので、その日起こったことを書くが、彼女といる時間が多いからそれをそのまま時系列に沿って淡々と書いたとしてもそれは外から見ればノロケに見えるのは当然だ。
昨日の場合、エピソードをそのまま書けば「嘘をそのまま信じてしまう可愛い彼女」とのほのぼのしたうざったい日記になる。
別にそれでも良いのだが、今回は何らかの企みを働かせたくて、「ワグネル」の話を冒頭に持ってきてみる。時事とデタラメとを、僕からの伝聞という同一の語りに還元して並べてみる。どちらも出来事としては事実で、日記の条件みたいなものは満たしている。だけどそのための文体を選んで、ディテールを省略したりもする。

今日の日記は、今日の出来事を描かないまま終わってみるが、日（ひ）には、出来事と、それよりも多い脳内の内面とがあって、そのどちらを多く書くかは自由だし、どちらが僕にとって重要なのかでその日（ひ）が決まる。