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最終日の諮問までに3時間ほどあるので、今度は対岸の温浴施設に行く。
混浴の岩盤浴と2階建ての漫画倉庫があって、逆に言うと肝心の銭湯部分は、外から見て想像するよりもこじんまりとしていた。
湿気と汗ですぐにTシャツがビシャビシャになるが、露天風呂に入ると風が強い日なのだと気づく。硫黄の人工温泉で、説明文のところで日本の天然の硫黄の温泉が紹介されている。英訳のところも読んで、硫黄化物とかはどのように訳されてるのか見る。YAMAGATA prefectureの蔵王温泉も書いてあった。

武蔵境で彼女と待ち合わせると、小雨が降っていた。東大楼という中華屋に行きたいのだがいつも混んでいる。駅前のビルの高いところにネオンのような電飾の中華屋を見つけていて、雨が降っていたのでそっちの方にしてみる。小汚い狭いエレベーターを乗って6階で降りると、キャベツか何かの段ボール箱が山積みになっていて、店のガラス扉は開け放たれていた。妙に内装が暗く、閉店前のような雰囲気だったが、店内には二組ほど2人客がいた。雨の武蔵境が四方の窓ガラスから見える。店内が暗いので、空に浮かんでいるような気分にもなる。奥には座敷席があるが誰も座っていない。時折ホールの店員が、厨房の店員と中国語で話すのが聞こえる。
メニューにはそれぞれ、店長のコメントが付いていて、「作るのが大変だから頼まないでほしい」「お客さんみんな頼んで私たち儲かる」「なんでこんなに出るのかわからない」などと書いてあった。

五目炒飯、エビとアスパラの塩炒め、エビとニラの天心を頼んで瓶ビールを2人で分けた。塩辛さが全くないのに、根本のところで、ラディカルにお酒を進ませるような旨味があって、大瓶一本では足りなかったが、我慢した。

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