フィクション

少年達は語る 茜さす公園のベンチで

嘘をついてた訳では無いが 今となっちゃただの御伽噺だ

駆けたサンダルも革靴になって

咳き込んだ苦笑いのタバコも今じゃ痰と愚痴ばかり

諦めた方がきっと楽だから

天の川 足音に花踊る夏と 望遠鏡

手を伸ばすのはひどく疲れるもの あの時見た星も減っていくんだ

冒険者と傍観者 一体何が違うか

分かっちゃいるさ だから僕は選んだ

息を吐いた 足元に雪が積もっていた



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