小説の書き方

 突然ですけど、真の官能小説の書き方が、天啓のようにわかりました。
 登場人物が、何をどんな風に感じてセックスしているかを描いていき、もちろん読んでいる読者にそこでエッチを感じてもらわないと官能小説にならないわけだけど、それで終わらず、その根源にはいったい何があったのかに迫っていき、場合によってはすべてが氷解して、愛だけが広がるのが、完璧な官能小説です。
 と考えていると、ミステリーの書き方もわかりました。どんな犯罪をどんな風に犯したのか。その根源にあったものは・・・です。
 とすると、純文学は何をどんな風に感じて生きて死んでいこうとしているか。(生死の全体像)その根源にあったものは・・・です。
 でも根源というのは解説であってはならないと思います。気づきの深まりとしては、描いてもいいけど、あまり描かないでもいい場合もあると思います。何をどんな風に感じて生きているのかで、それはある程度は伝わるからです。
 ただ、ミステリーの場合は、犯罪や暴力だけに、ある程度、解き明かした方が、様(サマ)になるように思いました。
 この思いつきの文学理論は間違っているでしょうか。とりあえず、僕はこれで官能小説の書き方は変わるような気がして、新作官能小説が成功するんではないかという予感に震えるんですけど。笑。

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