文学の遠近法

僕のアートに欠けていたのは遠近法だ。と、自分が撮影した写真を見て気づいた。

一見して二次元でも、遥かなるものの深みから、時空を超えて切り込んでくるもの、または連れ去られる感じ。
あの世だけを描くのでもなく、この世だけを描くのでもなく、遥かな距離を超えていく運動そのものを描きたいと思ったんです。

水墨山水などには、近代西洋画とは異なる、空なる世界との遠近法を感じます。
荒海や佐渡に横たふ天の河(芭蕉)
ここにも山水と同じ遠近法を感じます。
如来来迎図は露骨過ぎると思うけど。

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