アッパーワールドでジョンレノンに会う(3)

2018年9月16日シャーマニズムのジャーニーのレポート (3)
 二回目のジャーニーの際、濱田さんは複数回の参加者に対して、アッパーワールドへのジャーニーを提案した。
 私もそれは初めてだった。
 アッパーワールドへ行く方法として、私はダイダラボッチとして果てしなく巨大化するという道を選んだ。私の頭は雲を突き抜け、大気圏と宇宙の境界で天井に頭をぶつけた。外の方が真空(に近い?)であるから、大気圏再突入の際、そこが壁になるのはわかるが、上へ突き抜けるときに壁になるのは不思議な気もした。が、今はアッパーワールドとの境界のシンボルなのだから、そういうこともあろう。
 こんこんと何度か頭をぶつけたが、やっと天井を突き破ることができた。と、私は等身大の自分に戻って、大気圏を床にして、立っていた。
 その世界で私が探すのは、パワーアニマルではなく、人の形をしたティチャーだった。いろいろな人に会うたびに私はあなたは私のティーチャーですか?と尋ねた。バグワン、親鸞、仏陀、クリシュナムルティ、皆、私はあなたのティーチャーではないと言った。本田哲郎にも会った。彼も違うと言った。キリストに会った。彼ははっきりとは否定しなかった。ええええ。と僕は思った。どっちかというと、仏教に多くを学んできたと思っていたが、本当のティーチャーはキリストだったのか。
 以上の人々のうち、僕はキリストのところに一番長く止まった。僕は彼に聞きたいという気持ちは少しはあったようだ。だが、そこへジョン・レノンがやってくると事態は一変した。
 僕がジョン・レノンに「あなたは僕のティーチャーですか」と聞くと彼は「そうやで」と言ったのである。
(つづく)

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