四万十川を下るバスに電動車椅子で乗る

電動車椅子で四万十川をバスで下る

FACEBOOKより、四万十川中流域を電動車椅子で公共交通機関を使って旅した記録を転載して、メモとします。
承前をたどるとはじめから読めます。

承前
https://www.facebook.com/swamipremabhisheka/posts/5329069710498705

さて、四万十川を下るバスに電動車椅子で乗りたいと電話すると、バス会社は「対応していません」と回答。
「私の電動車椅子は折りたためます。飛行機にも市電にも乗りました。私は脳の障碍で転倒しやすいのですが、手すりがあればバスに乗り込んで、座席の背もたれを持って席にたどりつき、座れます。運転手さんが電動車椅子を車内に持ち上げる。降ろすのを手伝っていただければ、車椅子スペースがなくても乗れます。北海道でも韓国でもそうしました。四国は無理ですか?」
「上司と相談します」
・・・・・・
「車椅子を運ぶお手伝いはできますが、ご本人に対する介助はできません。それでご乗車になれるという判断であればお乗りください」

無理ですの回答は本来あってはならない。
もちろん、最終的に無理な場合がないとは言えない。
しかし、乗客に車椅子の大きさや、本人の歩行能力、どんな援助があれば乗車できるかを聞き取り、可能な限り方法を探さないといけない。

前もって連絡するのには、メリットとデメリットがある。
無理と回答され、諦めたらデメリットが活きることになってしまう。
しかし、前もって言えば人員を回すことができたと言われる場合もある。

無理と言われた小さな博物館や資料館にそれでも行き、這って見学したことは何度もある。
学芸員が付いて回ってくれ、展示物について話しこむうち、すっかり仲良くなったこともある。

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