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チョコレートドーナッツ 2020年12月28日

noteネタが5件も溜まっていて、年末年始に書こうと思いつつ、雑用に追われてやっと今noteに向かい始めたところ。ところが5件の内、どれから書き始めたらよいのか思案始めてまた手が止まってしまった。
書きやすいものから? 時系列で?
そもそもきちんと書こうと思うから手が止まる。
手抜きでいいじゃん!
・・・ということで、備忘録という目的に沿ってそれなりに書いていきます。

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#チョコレートドーナッツ
#パルコ劇場 #PARCO劇場 #オープニングシリーズ
#東山紀之 #宮本亞門 #妃海風 #谷原章介
#2020年12月28日

そもそもこの演目に行こうと思った理由は、妃海風さんが出演するから。リトル・ショップ・オブ・ホラーズのときと同じ。
で、結論は、東山さんに打ちのめされた、ということ。

全身全霊をかけて舞台(役柄)を務める役者さんは他にもいらっしゃいます。でもそれは筋肉の強張りとか汗とか発声とか(役者さんの)肉体を通じて感じる場合が多いです。東山さんは極々自然に、そう、ルディそのものがそこにいるように感じさせてくれます。ルディその人が絶叫しているのです。
東山さんの舞台を初めて観ましたが、彼が抜群の人気を誇る理由が分かりました。アイドルから年輪を経て50代の大人になったからこそできる役柄でした。間違いなく一推しの男優さんになりました。

谷原章介さんの声の良さと滑舌の良さ!
いつもはテレビを通してお顔を拝見するだけだったので、最初のうち、誰?でも声は聞いたことあるぞ!? 
(いつもながら予備知識ほぼゼロで観劇するので・・・)
ポールの役柄と谷原さんの人柄とがピッタリ一致しているように感じました。優しい人柄、思いやりのある人柄。「優しい」なんて「言の葉」は言うは易し、でも実行するのは難し。少なくとも舞台上ではその実行する人を見せてくれました。

妃海風さんの相変わらずの可愛らしさ!
愛嬌があると言ったらよいのかしらん!?

内容は心にずっしりとくるもので、とても一言で言い表わせるものではありません。世の中にある種々の差別の根源の一端を見せつけてくれたように思います。未知のもの、経験したことの無いものに対する根拠のない恐怖心。原作が書かれたときから数10年経た現在でも全く変わっていない世の中です。映画は観ていませんが、舞台で取り上げる題材としてピッタリだったと思います。
宮本亞門さん演出なのもドンピシャだったと納得です。

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実は観劇直前まで7日から19日まで休演だったとは知りませんでした。コロナ禍で観劇の機会を奪われたことは痛恨の極みです。世の中が平常に戻った際には再演して欲しいと思います。

新しくなったPARCO劇場(636席)ももちろん初めてでした。ロビーの空間、劇場内構造、(私は素人ですが)上手く造ったなぁと思います。客席部分がある程度傾斜しているので、シネマコンプレックスのようにも見えます。前後の座席間が他の劇場より明らかに広いです。(自分が)座っていて前を人が通るとき(私は)立ち上がりますが、腰を少し浮かす程度で充分通ることができます。劇場(入口)は8階にありますが、トイレは7階です。勿論ホワイエから階段で通じています。面白かったのは、入口と反対側の通路から建屋外に出ることができます。と言うか、そちらももう一つの入口のようなんですが。終演後は規制退場でした。エレベータ、エスカレータ、外階段に分散して帰途に就きます。私はその反対側の出入口から出て、外階段を降りて行きました。天気が良かったのでいい気分でした。ヘッダーの写真はその反対側の出入口のところにあるものです。

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・・・その昔、紺野まひるちゃんが出演した「レインマン」(2007年)を旧パルコ劇場で観ています。

ドーナッツは夜食うな! 分かっちゃいるけど・・・ね。
(因みにポテトチップスの方が身体によくないと思うんですが・・・!?)