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今日のおやすみミュージック(2023年12月11日)

Peter Gabriel "Love Can Heal"

噂の新譜が届いた。

そもそもタ○レコで発売前から予約していたのだが、発売日当日になって「入荷が遅れます、おそらく来年一月になります」とメールで知らされ、どうしようかと途方に暮れて一旦キャンセル、そして前々から「利用してみたいなー」と思っていたイギリスの通販「Burning Shed」を思い出した。
日本の音楽ファンでも購入報告とかよく見かけていたし、サイトもアカウント登録から注文までとても簡単に進める感じだったので、思い切って初利用してみた。結果、発売から十日で手に入ったし、合計決済も(どういうわけか)タ○レコで注文した時より安く済んだので、とてもよかった。ちょっと背表紙折れてたけど、盤面は傷ひとつ無かったので、許容範囲である。

というわけで、ピーター・ガブリエルの新譜。注文したのは通常のCD2枚組に併せてブルーレイ・オーディオ付きの3枚組バージョン。とりあえず、ブルーレイのドルビーアトモスで一周聴いた。

全12曲をひと月に一曲ずつ、つまり丸一年かけて全曲を公開してからのアルバムリリースという形態だったので、既にどの曲も一度は聴いている。そして既に、楽曲群として素晴らしいクオリティであることも知っている状態だったわけだが、こう実際にアルバムとして通しで聴いてみると、思った以上に「ひとつの作品」としての纏まりがあり、各曲を単品ごとで聴くのとはまた違った味わいがあった。
加えて、それにしてもこのドルビーアトモス、要するにサラウンド・ミックスなのだが、まあ「飛ぶ」。聴き終わった後、なんというか「現世に戻ってきた」みたいな感じがした。通しで聴くには、音楽に没入できるのでとても良い。

曲としてはもう何度も聴いているわけだから、中でも「特に好き」みたいな曲も勿論もう(アルバムになる前から)あるわけで、それは例えば『Panopticom』とか『Road to Joy』とか『Live and Let Live』とか、やっぱり変わらず好きなわけだけど、今回アルバムとして聴いて一番印象的だったのは、この『Love Can Heal』だった。サラウンド・ミックスで聴いたことも大きかったかもしれない。

これから年末にかけて、CDから落としたのを聴き込むと思う。それにしても今回の新曲群、ピーター・ガブリエルのバイタリティの凄まじさに感動した。本当に感銘を受けたので、最近は過去のディスコグラフィーも漁りながらいろいろ聴いており、また過去作も見事にどれも良い。前作の『Up』とかも、今回改めて聴いてみたら、あんなに良いアルバムだったとは。しっかり聴き込もうと思う。

そして今回の成功に味をしめて、今度はライブ・ブルーレイとか注文してしまおうか、などと「Burning Shed」のサイトを覗いている自分がいる。
ダメだ。これからの時期は入り用だ。というか、ここ数日すでに出費がすごい。

それではおやすみなさい。
12月11日


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