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今の病院を選ぶまでの道のり


私は業界の将来性に関しては不安を感じていました。

超高齢社会で現役世代が支える高齢者が増えること、

国の財源が十分でなく、医療崩壊が叫ばれていること。

そういった中で、社会全体をみて、将来に向けて変化に寛容である病院を探しました。

また、十分な臨床知識を身に着けた薬剤師になりたい。

そのための指標として薬物療法専門薬剤師になることを目標にし、薬物療法専門薬剤師研修施設である病院であることを選定しました。


【変化に寛容である病院とは?】

月刊薬事月刊誌「薬局」、メーカーが配布している雑誌などを参考にし、先進的な取り組みをしている病院を探しました。

それから、学会などに参加し、どのような取り組みをしているのか探しました。

医療系の情報サイトのm3.com日経DIオンラインなども参考にしました。


そこで出てきたキーワードはMBA(ファーマシー)マネジメント医療ITなどです。


【研修認定病院とは】

専門薬剤師になるには、勤務先の病院が研修認定施設である必要があります。(中には研修施設でなくてもなれる専門薬剤師もあります。)

例えば、薬物療法専門薬剤師の場合、日本医療薬学会が実施している専門薬剤師制度ですので、日本医療薬学会のHPに研修認定施設の一覧が載っています。

また、こうした研修施設に認定されている施設は、少なくともある程度の研修制度が整備されていると推察しました。


【実際に先輩薬剤師に聞く】

それから、やはり大切なのは実際の現場のリアルな声を聴くことです。

先輩の薬剤師を伝手に目を付けた病院で実際に働いている人の話を聞いたり、

業界のことをより知っている人を紹介してもらいました。


そこではなるべく、その病院で働いていることのマイナス面を聞くようにしました。

どの職場でも良いところがあれば悪いところもあります。

悪いところを考慮したうえで自分が働いてもいいと思えるかが判断基準の一つでした。


今から思う、聞いておいたほうが良いこととしては。

・新人薬剤師の研修体制

・夜勤の体制

・社宅について(家賃補助の制度)

・退職者の退職理由

・薬剤部の体制(配属は部署固定なのか、オールマイティな働き方なのか)

・お金のこと(給料、ボーナス、昇給制度)

・専門薬剤師取得の支援体制や、取得に対する職場の雰囲気

・派閥(学閥)や雰囲気


【実際に見学に行く】

あとはやはり、実際に見学に行くことです。

実際の雰囲気を知ることは大切です。

今はコロナウイルスの影響で集団での見学会を中止しているところがほとんどですが、一部の病院ではオンライン見学会をやっていたり、個別でなら見学を受け入れている病院もあります。



これらを考慮し、今働いている病院に就職することを決めました。

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