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KLASK(クラスク)用語集について

ボードゲームが上手くなりたい。あべりょです。

前回はデンマーク産のボードゲームKLASK(クラスク)が上手くなりたいと思う方向けに、コツやテクニックのうち、「ミスを減らす」という観点について書いてきました。

このまま書き進めようとも思ったのですが、KLASKのテクニックを追加で書き記すうえで、説明のためにどうしても専門用語や知っておいていただきたい単語があると思ったので、まずは用語に関する記事を書くことにしました。
このnoteは、KLASKに関して分からない用語があった際の、辞書的なツールとしてもお使いいただければ幸いです。


1.内容物に関するもの

まずは、クラスクを購入した際に入っているものに関連する用語から紹介します。

クラスクボード
マグネットストライカー(ストライカー)
操作マグネット(ステアラー)
白マグネット(ビスケット)
点数ディスク・フリックオフ

赤字は通称です

クラスクボード

クラスクをプレイするためのボード。
KLASKというロゴが書いてあるのもかっこいいし、点数トラックも兼ねており合理的。
穴の大きさや、KLASKというロゴの文字の大きさを測定している有志の方がいるらしいので、頂き次第、更新したいと思います。

大海を思わせるような青いボードがオシャレ!

マグネットストライカー(ストライカー)

クラスクボードの上に乗ることになる、丸い角のある黒い物体。
ストライカーをボールに当てることで、相手のゴールにシュートします。

操作マグネット(ステアラー)

プレイヤーが手に持つ部分である、黒い円柱状の部分。
プレイヤーはステアラーを持ってストライカーを操作することになるのですが、持ち方のコツが知りたい方は、以下の記事を是非ご覧ください。

白マグネット(ビスケット)

小豆のほどの大きさの、磁力を持った白い物体のことです。
KLASKボード上の白〇の位置に3つのビスケットを配置して、ゲームスタートすることになります。
自分のストライカーに2つ以上のビスケットが付くと「ダブルビスケット」という反則となり、相手に1点が与えられます。

一見お邪魔虫のような存在ですが、ボールをビスケットに当てたり、ストライカーそのものをビスケットにぶつけて相手陣地に飛ばす等、攻撃の手段として使うこともできます
それができるようになればKLASKは格段に面白さを増すことになります。

ビスケットに対する心構えは、こうへいさん(日本大会2023優勝&世界大会2023で第3位!)の記事が大変分かりやすいです。
(私も別でビスケットの記事を書きたい)

ボール

黄色いボール。これをクラスクボードの穴に入れることで1点を得ることができます。

点数ディスク

青色の丸いディスクのことです。ゲーム開始前にこれを指で弾くことを「フリックオフ」といって、より前に進んだプレイヤーがサーブ権を得ることができます。

フリックオフ

サッカーのキックオフ、バスケのティップオフに相当する、試合開始の動作のことです。プレイヤー双方が点数ディスクを指で弾き、より「0」に近い方がサーブ権を得ることができます。以降は、点を取られた方がサーブ権を得ることになります。
サーブ権を得ることは大きなアドバンテージのため、地味に必要な技能といえるかもしれません。

左側のプレーヤーが「0」に近いので、サーブ権を得ます

2.プレイ中の動作に関する用語

シュートに関する用語

シュートに関する用語は多くあります。
ただ、基本系のシュートは5種類しかないので、まずはこれを覚えれば十分だと思います。
それぞれのシュートのメリットやデメリットに関しては、別途記事にしたいと思います!

ストレート
フォアワン
バックワン
フォアツー
バックツー

ストレート

ゴールまで真っすぐ進むシュート

フォアワン

手の平側に腕を振り、壁に1回反射させてゴールを狙うシュート

バックワン

手の甲側に腕を振り、壁に1回反射させてゴールを狙うシュート

フォアツー

手の平側に腕を振り、壁に2回反射させてゴールを狙うシュート

バックツー

手の甲側に腕を振り、壁に2回反射させてゴールを狙うシュート

シュートは大きく5種類


ビスケットに関する用語

次に、白いマグネットであるビスケットに関する用語を紹介します。

エンジェル
ライジング

エンジェル

自分のゴールに、ビスケットが入っている状態のこと。
一般的にはゴールに入ってくるボールを弾く等、防御力が上がることとされています。ただ、ゴールに近づきすぎると自分のストライカーにくっ付いてしまったり、ゴールの勢いを消して本来外に出るはずだったシュートを迎え入れてしまうデメリットもあります。

Angel brothers

ライジング

自分のゴールに入ってしまいエンジェル状態になってしまったビスケットを、ストライカーの動きによってゴール外から出すテクニック。

反則に関する用語

ここからは、反則行為に関する用語を紹介していきます。
反則をすると相手に1点が与えられるので、注意が必要となります。

ダブルビスケット
KLASK(クラスク)※反則の方
行動不能
ジャッカル

ダブルビスケット

ビスケットが2つ付く反則。相手に1点が与えられる。

軽快な音には警戒が大切です

KLASK(クラスク)※反則の方

競技名と同じなので紛らわしいですが、自分のゴールに、自分のストライカーが落ちてしまう反則。相手に1点が与えられる。

行動不能

自分のストライカーが相手の陣地に飛んでしまったり、クラスクボード外に吹っ飛んでしまう等して、自分のステアラーで制御不能になる反則。相手に1点が与えられる。

ジャッカル

行動不能になった相手のストライカーを、自分のストライカーを用いて捕獲するような行為。ラグビーのジャッカルが語源。

3.番外編

ここからは、特段知らなくてもプレイに影響が無い、プラスアルファの用語を紹介していこうと思います。

ビスケット棒(ビス棒)
アクリルウォール

ビスケット棒(ビス棒)

ビスケットは小豆大の大きさであり、かつ球状のため一度フィールドから落下するとコロコロとどこかに飛んで行ってしまうことが多いです。
それをいちいち拾い上げていると、腰が非常に痛くなりますし、面倒です。
そんな時に簡単にピックアップしてくれるツールが、ビスケット棒(ビス棒)となります。
比較的簡単に作ることができるので、是非作ってみましょう!

アクリルウォール

ビスケットが飛ばないように4辺を囲うアクリル板のことです。
野外でクラスクをプレイする際に特に有用になるそうです。

4.おわりに

覚えなくても大丈夫!

さて、KLASKに関する用語を紹介してきましたが、用語は特段暗記する必要はありません。やっていく内に自然と覚えていくものだと思いますし、分からなければ周りが教えてくれると思います。

ただ、KLASKはまだまだ発展途上のボードゲームですので、同じような物体を指す言葉に、複数の用語があり混乱の元になっている側面もあることもまた事実です。少しでも、その混乱を解消するお手伝いになれればと思いました。
このような用語も入れてほしい等のリクエストがあれば、ご紹介いただけると助かります。

Twitter(X)等でいろいろコメントいただけると励みになるので、
noteを読んでの感想や意見や、書いてほしいリクエストがあれば、是非お気軽にコメントお願いします!
KLASK一緒にやりたい方も是非!わいわいもガッツリもやりましょう!

あべりょ
2024年5月9日


出典

・カワダ公式(正確な用語の確認や、反則に関する画像をお借りしました)
KLASK(クラスク) | CATALOG | GAME | ブランド一覧 | カワダ公式オリジナルブランドサイト (kawada-toys.com)

・こうへいさんのビスケットに関する記事
【第2回】KLASK 初心者向け攻略記事 ~白いマグネット、ビスケットとの共存編~|こうへい (note.com)

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