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管理栄養士7年目の私が臨床研究を始めることができた2つの理由。

はじめに

 私は老健に3年勤め、現在は病院勤務4年目になります。今まで学会発表や症例発表など、自分のやってきたことを形にして発表をしたいと思っていました。ところが、やりたい気持ちはあるものの、実践報告や症例発表はまったくしたことがありませんでした。(依頼されて発表したことはありますが)
 今日はそんな私がようやく臨床研究を1歩踏み出せることができた2つの理由を書いてみました。

1歩を踏み出せた理由

臨床研究を始めることができた理由を今までの過去を振り返り、自問自答してみました。

そして見えてきた答えは

・専門にしたい分野がはっきりしたこと

・エクセルを勉強し直したこと

だと思いました。

2つの理由をさらに詳しくを書いていきたいと思います。

①専門にしたい分野がはっきりしたこと

 自分の専門にしたい分野を持てたことが大きく自分の自信につながったと思います。
専門分野の資格を持つことで自分の専門にしたい分野が職場の人や職場外の人にも示しやすくなりました。
自分の得意分野は何ですか?って聞かれたときに答えることができたほうが軸があっていいなと私は思います。

具体的には
私の場合、取得したことで自信につながった資格が
日本摂食嚥下リハ学会の摂食嚥下リハ認定士の資格です。

本当は日本栄養士会の摂食嚥下リハビリテーション専門管理栄養士を取りたいのでその資格をとるために必要条件でした。道のりは長い。。

余談
日本栄養士会ではさまざまな専門資格があります。栄養士会以外でも色々ありますよね

心の声

たくさん勉強して名古屋まで行って
取ることができた資格を無駄にしたくない!

本題に戻ります。

また、分野を軸にさまざまな切り口から研究ができると思います。

例えば、私の場合
専門にしたい分野
・摂食嚥下

やりたい研究
・摂食嚥下障害者の退院先と栄養指標の実態
・摂食嚥下障害者の栄養指導の実態~退院先と栄養指標の関連性~
・摂食嚥下障害者の栄養指導の実態~STと連携しみえてきたもの~
・摂食嚥下障害者の栄養指導と栄養食事提供書の実施効果について
・摂食嚥下障害者の退院先と栄養管理の帰結

などなど
書き出せばとまらなくなってきましたw

このように専門分野を見つけると、研究に踏み出しやすくなると思います。

➁エクセルを勉強し直したこと



病院に転職すると老健で勤務していた頃に比べ山ほどデータがありました。こんな環境でも発表できないと一生できないと思っていました。笑ところが、データのまとめ方や活用の仕方がわからないのが難でした。

それを解決させたのがエクセルを勉強し直したことでした
勉強したことでデータのまとめ方がわかるため、日常にあふれているたくさんのデータを活用できるようになってきました!!作業スピードもアップ!
特にテーブル、ピボットテーブル機能を理解したら統計処理できる自信につながり、結果的に臨床研究に踏み出すことができました。

エクセルの勉強の仕方は別の記事に書いています。

最後に

 現場にはデータがあふれています。私たちの業務に欠かせない診療報酬や介護報酬、その他のガイドラインはさまざまな論文を元に作られています。

 以前、診療報酬の研修会で策定に関わっている先生が「論文がないと示すものがない」、「現場の人たちには実践報告や論文投稿をどんどんしてほしい」と言っていたのがとても記憶に残っています。

実践報告や、症例発表、論文掲載などをすることで結果的に自分のスキルアップと管理栄養士の地位向上につながると私は思っています。

とはいっても今まで何もできなくてようやく一歩踏み出した臨床研究の超初心者ですので、まずはしっかり論文を一つでも書けるように頑張っていきたいと思います~!

一緒に頑張る仲間がいるとさらに頑張れますよね!

おしまい



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