日記　2023.4.23

朝から仕事に行く。前夜寝たのが1時半なので6時半に起きられるか不安だったけれど起きられた。日曜日なので出勤の電車に座れる。数年前に参加したアートプロジェクトの記録集を読みながら。新しいことを考えるとき、自分の現在地を確かめたいときに読み返す冊子がいくつかある、そのうちの一つが東京スープとブランケット紀行の青いクロニクル。編集にも関わっていたのに読み返す度に新しいことが浮かび上がる。少しずつ視界が広がってくるような。今回の発見はメタファーやたとえ話のすごさ。たとえ話は、違うものどうしを結びつけるて重ねる。それで視野が広がる、というか世界がより複雑になっていく。わかりやすくなることもあるけど。複雑になるようなたとえ話のほうが面白いし、多分これから大事になっていくと思う。

夕方まで働く。何日か前にも書いた気がするけれど少しずつ肩の力を抜くことができるようになってきた気がする。と思ったら全然わからない場面に遭遇してあたふたする。メモを取ったら覚えたことにはならない。
お昼は前夜の遅くにつくったお弁当。青梗菜と豚肉と舞茸を中華で炒めた。あと長ネギのマリネ。青いところも入れちゃったが、ぬめりが出るので白いところだけのほうがよさそうだ。

退勤して、清澄白河へ。隅田川沿いでバイノーラルマイクを使ってフィールドレコーディング。関わっている稽古場で使うもの。去年が一年中録音機材に触っている年だったので、懐かしい感覚。レンタサイクルで森下駅に出て帰宅。

お昼、お弁当はいいのだけど、夕方になるとものすごいお腹がすく。少ないわけではないのだけど。池袋でラーメン屋を探すが、日曜だからかどこも列をつけて並んでいた。どこかないか、飯屋。井之頭五郎の気分だ。キャッチのお兄さんの前を3度通って結局家系ラーメンに入る。お好みは、と聞かれて味濃いめと伝えたら「つけ麺は濃さ選べないんですよ」とたしなめられた。周りはカップルがたくさんいた。

そういえば職場で年齢を聞かれて答えた。現在32歳。20歳くらいの頃、周りにいた32歳は大人で、プロだった。あのころ嫌だった大人にならないよう定期的に若い自分と当時の大人を召喚してメンテナンスをせねば。