日記 2024.4.11

朝8時くらいに奈良駅に到着する。安いバスを使ったから眠ってるのか眠ってないのかの中間みたいなかんじで一晩過ごした。眠くてふらふらということはないけど、なんとなくぼーっとする。
駅前でパンを食べながらプランを立てる。仏像を見に、法隆寺に行くことに。

予約してあったレンタカーを借りてまっすぐ向かう。40分くらいかかっただろうか。読めない地名とか、城とか、溜池とか、関東ではあまり見ないものが多くて面白い。
法隆寺を超えた坂の上の溜池のところに駐車。春めいた里山と桜、菜の花でとてもいい光景だった。ハイキングにぴったりな景色と気候。

法隆寺には中学生のときに来ているはずなんだけどほとんど記憶がない。大人になって改めて見る金剛力士像も仏像も、赤と白が印象的な空間も面白かった。最初は大人ばかりだったけど、途中から山のように修学旅行生がやってきた。ベルトコンベアに乗せられたようにして見学していたけど、これでは何も印象には残らないだろう。でも、友達と奈良に来たというそれだけで多分中学の修学旅行はいいんだろう。

思ったよりもボリューミーで昼過ぎまで法隆寺で過ごす。車で桜井のほうへ。日本酒発祥地と呼ばれている神社の近くで350年続く酒蔵に向かう。そうめんが有名なところだったのでにゅうめんと柿の葉寿司を食べた。
日本酒や醤油を買って、さらに南下する。
泊まるのが吉野町のゲストハウスで、近隣には飲食店もスーパーもほとんどない。キッチンが充実しているところだったので最初から自炊のつもりで今回は来ていた。自宅からお米と調味料も持ってきていた。宿に行く前に食材を入手しないといけないので、明日香村の産直野菜を売っているところに寄り、いろいろと買う。葉たまねぎなど、スーパーには並ばない食材も多かった。そして安い。やまほど野菜や卵を買っていく。いちごも買って、車内で食べた。

吉野町には直行せず、東に迂回して東吉野村へ。パートナーの提案で『彼岸の図書館』で知られる私設図書館・ルチャリブロに立ち寄る。けっこうしっかり人里を離れたところ、川を渡って慰霊碑の横を抜けたところにあった。地方ということばでは説明しきれない、なんともいえないあちら側の世界というかんじ。
人文系の本がところ狭いと並んでいて、気になる本のタイトルをメモするなどした。一冊、購入していく。

宿に着いたら18時前。チェックインを済ませたら、女将さんに吉野山の桜について詳しく教えてもらう。今回の旅行は吉野山で桜を見ることがメインの目的だったのだけど、一方通行とかバスとか、現地を知らないとピンとこない情報が多く、おすすめの行き方などを伺った。
その後は晩御飯づくり。地元のクラフトビールを飲みながら、キッチンドランカー的に料理する。スパニッシュオムレツ風の卵焼き、麻婆豆腐と肉豆腐の中間、ジャーマンポテトなど。ご飯を多めに炊いて吉野山で食べるおにぎりとゆで卵まで作った。
昼間に買った日本酒も開ける。古代の作り方を再現しているお酒ということで、とてもフルーティーだった。

明日は5:30くらいに起きる必要があり、また高速バスで疲れていたのもあって23時くらいには休んだ。

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