日記 2023.2.14

ゆっくり起きる。9時くらいだったか。予定のための早起きはできるけど、タスクのための早起きが苦手だ。よほど締め切りが近づいていないと、緊張感をもって起きることができない。家が寒すぎることも多分ある。

ご飯と昨夜の中華スープ、サラダという質素な食事。中華スープはにんにくをごま油で炒めて、そこに水を加え、すぐに玉ねぎを入れて20分くらい煮込んだ。味つけはウェイパーと塩コショウ。スープをつくるときは、水のときに野菜を入れるといい。玉ねぎだけでも味のするスープになる。

昨年関わった印刷物の手直し作業をひたすらに進める。バタバタしている時期の作業だったため、ちょこちょこ表記ゆれを発見。このタイミングで修正をする。精神的な余裕は、パフォーマンスに大きく影響する。早い時期に準備をしておくことで間際に慌てないという生き方が多分、一番丁度いい。そのときそのときを即興的に乗り越えていくのはけっこう苦手だ。その場が終わってから、帰り道に「こうすればよかった」と思うことが多い。だから、それを先に考えておく。そのためにはいくらか時間がいる。

夕方から池袋で業務契約に関するレクチャー。自分の事例に引きつけて聞いていく。相談を重ねた結果、内容が具体化して契約に結びつく場合の、その契約前のふるまいかたについてモヤモヤと考える。ある意味では自身が発注側の仕様をつくり受注もしているという状況。自分自身が状況をつくってしまう。だから交渉もしにくい(自分でやるように方向づけたのだから)。
いずれかわす契約書のことをイメージしながら、一回目の打ち合わせから考えて動かないといけないなあ。

以前、造園系の知り合いの相談に仕事未満の段階で乗っていたとき、「アベさん、いま話してくれたみたいな提案はお金取ってやったほうがいいですよ」と言われたことがある。相談してきたほうが言うのか、というのは横に置いても、確かにそうかもしれない。ファーストコンタクトの段階から業務として動かしていくためにはどこから整備していくといいのだろう。ミッションや業務をWEBサイトにわかりやすく書き出すことだろうか。そうすると、「これが私の仕事です=友人知人ということだけでは答えられない領域です」としていけるのだろうか。
アートプロジェクトや住民参加のアイディアとかだと、脚本やイラストのような明確な創作物のかたちになりにくいことがある。だから電話口レベルの話でも、相手が部分的に受け取れてしまう。でもいくらかは具体的なことを言わないと相談も進まない。
逆もしかりで、人と話したときに耳にしたアイディアが記憶のどこかに蓄積して、別の現場で使ってしまうことがある。完全に一般レベルのアイディアもあれば(普遍的なコツのようなもの)、そのひと固有のアイディアもあり、その線引が難しい。できるだけどういった企画の手前の話をしないし、聞かないのがいいのではないかとすら思ってしまうけど、それは貧しい。個人的には企画の手前に流れている時間はすごく好きで、それを企画にしたいとすら最近思っている。でもこればかりは人を傷つける可能性があるから、いい加減ではいけない。
著作権とか仕事の観点から、どうしていくのがいいのかなあと思ったりする。レクチャーでもそのことを質問しようかと思ったけど、言葉がまとまらずやめた。

卵を買って帰宅し、カレーをつくって食べる。2時近くまで印刷物関連の対応。
バレンタインらしいことは何もなかった。

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