日記 2023.2.26

午後に有楽町に展示?を見に行く予定だった。9時くらいに起きて、けっこうしっかり目に朝食を食べる。卵と小松菜の炒めものと豆腐の味噌汁、ごはん。洗濯したりしているうちにいい時間になってくる。展示の前に有楽町を散歩するつもりだったが、少し予定を変えて、千駄ヶ谷に向かう。

誕生日が近いのでプレゼントは何がいいかという話をしていて、昨日スーツを買ったことでネクタイという選択肢が浮上した。調べたら千駄ヶ谷にネクタイ専門店がある。夕方に寄るつもりだったが、それを有楽町の前に行くことにした。ネクタイを買いやすいように、めずらしくスーツスタイルで出かけた。

ネクタイショップは、リバーシブルのネクタイやシンプルなものなどいいかんじの品揃えだった。紳士服屋さんで買うよりも面白い。昨日買ったスーツに合うものをプレゼントしてもらう。ブラウンとイエローのリバーシブル。

千駄ヶ谷を出て有楽町へ。「Mindscape Tokyo」というメンタルヘルスとアートをテーマにしたプロジェクトの関連イベントや展示をやっていた。知り合いのだれかのSNSでのシェアで知ったのだと思う。仕事を続けていくため、フリーランスとメンタルヘルスということはひとつキーワードになっていたので、そういった関心で行った。けれど、WEBサイトを見ても当日現場で何が起きているのかよくわからず、わからないまま行った。

この日はN高校・S高校のユースがアーティストと取り組んだ調査プロジェクトの成果発表が主だった。食・建築・映像の3つのキーワードからメンタルヘルスを考えていったそうだ。参加型も含めたさまざまなブースがあり、高校生たちがガイドをしてくれた。どの高校生も話すのがうまく、しっかりしているように見えた。
「アーティストのメンタルヘルス」というより、メンタルヘルスということ自体を分解して考えたり、文化芸術の角度から何ができるかといった切り口だったため、メンタルヘルスの答えや処方を得るということではなかったが、メンタルヘルス自体の解釈の広さや関わりしろの広さを実感できたという意味で、行けてよかったと思う。現代の都市生活にとって大前提のひとつでもあるというか、それについて考えていくときの背景を考えられたというのもよいことだったかもしれない。「健康」が医師のものではないように、「メンタルヘルス」も精神科医や心療内科だけのものではない。ごくごく日常的なこととしてメンタルヘルスのメンテナンスをするということがあってもいい。僕が知りたいのもそちらがわなのかもしれない。専門家のサポートの手前、予防の段階。病気や不調と健康のあいだのグラデーションを理解したうえで、各段階で必要な対応を知っておくことができると大変有意義なのかもしれない。

目当てにしていたサンドイッチ屋さんがクローズしていたので、ドトールで軽食を食べる。その足でOIOIに入っているオーダーシャツのお店へ。プレゼント探りの続き。自分の体格は、骨も、筋肉のつき方もかなりがっしりしているようだ。日本人っぽくないと言われたがそれは一種のお世辞か、事実なのか。
購入はせずに離脱。帰宅。

急にピザが食べたくなって、ドミノで半額になるクーポンをつかって注文。サラダと焼き野菜だけ家でつくって食べる。ひとりあたり1000円になるのはありがたい。

めずらしくぼんやりとテレビを見る。久しぶりに見た芸能人はおじさんとおじいさんの中間のような顔をしていて、わたしと彼のあいだの時間が想像以上に流れていたことを知る。タカアンドトシの顔を、多分ぼくはこの5〜6年、ちゃんと見ていなかった。

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