日記 2023.2.15

ここ数日と同じようにゆっくり起きる。切迫した状況でないとどうしても起きれない。あとになって「あの時期に頑張っとけばよかった」と思うのだからこれではいけない。しっかりやっていかないと。

3月に進行するWSのテストをする予定があったので、午前中はその手直しや資料の用意。12時には新宿方面へ。天気はいいけどとにかく風が冷たい。他の進行役たちと合流し、打ち合わせ。
13時過ぎからテストプレイを開始。新宿御苑〜曙橋周辺をうろうろした。来たことのない界隈だった。新宿区はビル群のあいまにポツポツと生活ゾーンが広がっている、その生態系が少し面白い。面白いけど、最近は「まちを面白がる」こと自体へのなんというか、警戒心もある。まちあるきが普及したり、まちへの偏愛に市民権が認められてきたことへの反発心だろうか。まちとの関係性のひとつに推理小説を読むようにまちを見ていく切り口はあり、それ自体は新しい回路として充実していけばいいと思うのだけど、まちとの関わり方はそれだけではない。そこには生活している人がいるし、まちとの関わりのなかでひとりひとりの日々がある。利便性は悪者のように言われるが、不便を楽しめるためには余裕がいる。自分の住んでいるまちを思うとそう思う。
そうやって「住んでいるひと」に焦点を当てると、かえって「よそ者」の自分が浮き立ち、それはそれで行動が起こしにくくなるので、バランスなんだと思うけれど。

土地の来歴や生活の観察、目に見えるものの向こう側を想像することやそのための手段はできるだけもっておきたい。だけど、他者の尊厳に関わることだから。なんというかそのことは常に気に留めておきたい。

一方で、かろやかに「散歩」をイベントにする人を見るといいなあと思う。こういうときはだれかと組むことで、心理的ハードルを解体していけるのかもしれない。

17時過ぎに解散し、森下へ。お世話になっている人と、2023年のあれこれを話す。お土産にビールとチーズおかきを買っていったら、チーズおかきの大袋が思ったより値が張って会計のときびっくりした。300円の歌舞伎揚の横にあったから同じもんと思ったら800円した。

22時くらいに帰宅。移動の合間に送るつもりだったメールを送り、デスクワーク。混雑した電車を乗り継ぐストレスは仕事がたまっているときほど大きい。特に冬は着込んでいるから、座れてもPCを開くことにためらいがある。
なんやかんやとやっているうちに2時。毎日同じようなルーティンだ。

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