日記 2024.5.22

元々午後〜夜の勤務だったけど、知り合いに不幸がありお通夜に参列する関係で朝から夕方に切り替えてもらった。
粛々と働く。

1時間早上がりをさせてもらい、17時過ぎに帰宅。喪服に着替える。香典不要ということを忘れていたので薄墨の筆ペンで封筒に金額を書いたりした。
18時頃に、故人といっしょにプロジェクトをやっていた面々と合流。タクシーで斎場に向かう。道が混んでいて、到着するともうほとんどの人はお焼香など終えていた。自分らが最後のグループになった。

50歳。ご病気されていたことも知らなかったので、Facebookでお知らせを見てもにわかに信じがたかった。新手のスパムかとも思った。しかし確かに棺のなかに横になっていた。お通夜に参列したとて、どうして亡くなってしまったのかわかるわけではない。唐突感はお顔を見ても変わらない。でも、同行者がいった「すぱっと突然いなくなるかんじもらしいよね」という一言に、ああそっかと、この唐突さが自分なりに納得できた。集まって話すというのはこういうことなんだろう。勤務を調整して現場に駆けつけてよかった。

斎場前は荒川の土手で、夕焼けが真っ赤に燃えていた。他の参列者たちが次々、道のない草むらを駆け上っていく。自分たちも遠回りをして土手の上へ上がった。喪服を着たひとが地面に寝転んでいた。「お先にすみません〜」と声をかけられた。

土手沿いを歩きながら駅まで向い、池袋で台湾の麺や飯を食べた。精進落としというのだろうか。一緒にやっていたプロジェクトが看取りを扱うもので、そのメンバーの突然の死を前に感情もことばも追いつかない。だから、集まってごはんを食べる。
地元に帰った後も、マクドナルドに入って演劇の話や集合住宅の話などをダラダラ続ける。22:30くらいに解散して家に帰った。喪服を投げ捨て、シャワーを浴びたらすぐに横になった。

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