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本当にその人はいるのか?

僕の周りには、「貧困の人を助けたい!」や「困ってる人を助けたい!」という熱い人たちがいる。

僕もその1人で「難病当事者とその家族の将来に対する不安」を少しでも和らげたい!ということで本を作ってる。

熱い人たちに囲まれる環境には、すごく感謝をしている。

ただ一つ、問いたい。

「本当にその人はいるのか?」

つまり何が言いたいかというと、「助けたい人や救いたい人は、自分の中の空想の人物では無いのか?

ということ。

例えば、「田中さんという人で北海道に住んでて今小学生向けの数学の教材を作ってる会社の営業マン3年目で2年目の時に無理をして精神的に追い込まれて〜3ヶ月前に精神科を受診して鬱病と診断〜」くらいの人物像が見えるか?

この問いは常にしていかないといけない。

本当に助けたい人がいなければ、何をしても無駄だから。

もちろん、サービス構築のために行動したくさんの経験や人脈ができることは無駄でないし、すごく貴重なことをしていると思う。

ただ、「解決」という面で見るとほぼ効果はなかったに等しいのでは無いか?と思う。

ここまで読んでいる方で、マーケティングを少しでも知ってる方は「あれの話なのでは」と感づくかも知れない。

そう、ペルソナだ。

ビジネスで使うペルソナとは、「その企業にとって最も象徴的なユーザーモデル」のことを意味し、年齢、性別はもちろん学歴や家族構成、趣味などまで細かく設定されるのが特徴。

イメージとしては、こんな感じ。

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「なるほど!ペルソナを作ればいいのか!!!」


では無い。


今回書いた「本当にその人はいるのか?」。実はこの問いは、ペルソナの罠への脱出方法でもある。

ペルソナの罠とは、自分たちのサービスに対して都合の良い人物設定をしてしまうことで、「本当にはいない仮想人物」になってしまうこと。

だから常にとう。

「本当にその人はいるのか?」

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