見出し画像

経営改善の思い出その2 四国の中華料理店完結編

町中華の経営改善事例の続編です。前回はこちらからどうぞ

原価管理とメニューブック再構築を行ったらがっつり利益率が向上し、作戦通り!とニヤついていましたがここで更に手を入れます。

名物メニュー投入です。
こういったモノを打ち込むタイミングって店が調子良い時にやるべきなんですよ。というよりも暇な時期にやるデメリットの方が多いって事なんです。
そのデメリットって
◯新商品を投入してもそもそも来客が少ないから出ない
◯そのためデータも取りづらい
◯拡散力も弱い
◯提供側も商品力を疑問に思ってしまう

という負のスパイラルまっしぐらになる確率高くなるんですよ。
業態変更とかそのタイミングで投入すれば良いのですが、見た目が前代未聞とか泣くほど旨い!とかよっぽどの完成度がある商品ならばともかく、あくまでもベーシックな商品設計でつくられたヤツは投入タイミングは慎重にしないといけません。

で、投入したのは店のコンセプト「早く、お腹いっぱい」に沿った商品を屋号付きで投入。なおこちらしっかり利益商品だったりします。
それと、絶対その名物とセットで頼んでほしいサブの名物「焼餃子」もテコ入れをしました。名物なのにそこまで評価が高くなかったので、今まで皮を冷凍で仕入れていたモノを生管理にしブラッシュアップ。
すると徐々にオーダー率も向上し、まさに!狙い通り。

食事業態の場合「あの店のアレを食べる」という来店動機を強くもってもらう事がめっちゃ大切なんで、そこをしっかり整えたって感じです。
その他にも町中華っぽい雰囲気を出すために短冊メニューを増やしたり、あえてサッポロラガービール(赤星)を投入したりと細かいトコロも隙無く調整したのですけどね。

決して一等立地じゃない場所ですが、店主の頑張りと数々の調整のおかげで今も売上がしっかり右肩上がりで推移中。
何よりも店主が営業していて面白い!と表情がかなり明るくなってきたのが最高なんです。

まとめると、食事業態の場合は
◯徹底的な原価管理
◯ウリの商品を再設計
◯それがちゃんと伝わるメニューブック
◯コンセプトにそった雰囲気
◯店主のモチベーションUP
以上の5項目を整えると利益&売上UPが望める、というお話でした。

この記事が気に入りましたらぜひフォロー&スキ!大好き!をよろしくお願いいたします。
※無料で飲食店新規開業相談を受け付けています。90分程度ですが開業費用が軽くなったり開業後の利益が段違いになること請け合いです。お問い合わせは気軽に
k.shinise@gmail.com
までお待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?