SOS案件はこうやってます。
昨日は青森仕事
老舗カフェの経営支援でございました
こちらは金融機関経由のSOS案件でございました
SOS案件って？
SOS案件って字のごとく、もうヤバイ！って状態からスタートするので
コンサルタントとしての技量がとっても問われる案件でして
まずもって業績回復に向けての投資も出来ない状態。
オーナーも憔悴しきってて暗くなってる場合がほとんど。
ここから再建に動くんでめっちゃ頭使うし、オーナーのマインドも回復させていかなきゃならんというお話。
とにかく現状分析をしまくって、店の強みと弱みをあぶり出して
徹底的に強みを伸ばすのですが、単に数字見てどうのこうのじゃなく
オーナーのキャリアや性格
店の持っている空気感
地域性、商品力
とか地道にかつスピーディーに拾うのが一番重要になります。
個人店はマジでオーナーのモチベーション上がると業績回復しやすいんで、ヒアリングはめっちゃ大切。
だいたい業績不振な店って原価管理も出来てない事多いんで原価出しやロスの管理、それに伴ってメニューをチェックして
ロスが出にくくて、なおかつお客様に満足してもらえるメニューを再構成していきます。もちろん適正価格にしていくのも。
適正価格にするのは基本値上げになっちゃうんで、お客様に納得してもらえる「値上げの根拠」となる「価値」を徹底的に磨き上げます。
それをしつつ、動かせるお金が無いなら知恵と工夫しか無いんで
MEOとかSNS、入口周りをDIYして。。
というのを一気に仕上げていきます。
こちらのカフェもそんなこんなで新メニューブック投入できまして、狙い通りの客単価&口コミ増となっています。
一気に売上がバーン！と上げるためには資金が必要なんだけど、資金ない場合はここらへん固めていって、ひたすら目の前のお客様に満足してもらう事で3ヶ月くらいで回復していく場合が多いです。
もちろん100%ではないけれど、客単価はまず上がるし
メニュー変えた事で利益が今までより出るので
「正しいやり方をすれば利益が残る」という成功体験をオーナーが感じれるのが一番でかいんです。
そうなると、あとは自ら考え、動いていって
コンサルの手を離れて自走できるようになる、って感じです。
僕はコンサルファーム出身でも大手チェーン出身でも無い、いわば野良コンサルなんですが
駆け出しの頃先輩コンサルタントが
「この仕事はいかに契約を継続してもらうかが重要なんだ！」
と熱弁された時、なんてクソな業界なんだと幻滅しちゃったんですよね。
僕はそうならないぞ、という気持ちで生きてきたら
「早めにクライアントが自走できる状態にする」事が当たり前になっちゃって、どんどん新しい仕事受けないといけなくなってしまったというドMな経営となっています。
どんだけもの好きなんだ俺は、と。
なので金融機関経由の案件を多くやらせてもらってます。ありがたや。
まぁ、コンサルのあるべき姿ってこうなんだろうな
と武士は食わねど高楊枝的なマインドで今日もお仕事頑張ってきまっす。
今開業サポートしている店が4月に仙台中心部でオープン決定で、それ以降枠が空きますのでぜひドMな僕に開業相談だけでもしちゃってください(笑)
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