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ガンダムSEEDが教えてくれたキャリア論(2) 〜アナン・海江田篇〜


1. コフィ・アナン 元国連事務総長

私のキャリアの原点は、小学生の頃にたまたまテレビで見た、国連総会議場の壇上で演説するアナン国連事務総長の姿だったように思います。そもそもそのおじさんが誰なのか知らなかったし、何を語っていたのかも全く理解できなかったことは覚えていますが、その堂々たる姿に憧れを抱きました。

国連総会議場で演説するコフィ・アナン 元国連事務総長

2. 漫画『沈黙の艦隊』

中学に入って部活でテニスに熱中するうちに、そんなことはとうに忘れていました。しかし、中学3年生のときに友人から借りた漫画「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ著)が、その記憶を呼び戻してくれました。

漫画「沈黙の艦隊」では、米国と協力し、日本の自衛隊が初の原子力潜水艦を就航させます。その艦長となった海江田四郎は、外洋で独立宣言をし、独立国家「やまと」を名乗ります。海江田艦長と潜水艦「やまと」の乗員は、「やまと」が核弾頭を搭載しているというブラフを使いながら、核兵器を巡る世界の体制に対し、核廃絶に向けて原子力潜水艦一隻で挑戦するのです。

中学生時分の私は、海江田艦長を中心に繰り広げられる国際政治の壮大なダイナミズムに魅了されました。特に、一国の一潜水艦の一艦長に過ぎなかった海江田艦長が、アナン事務総長も立っていた国連総会議場の壇上に立ち、世界に訴えかける姿に、心が震えました。

個人とか市民とか国家という名ではなく、”人類”という名においてのみ歴史はとぎれなく存在し、われわれは“人類”という名においてのみ未来を語ることができるのです。

海江田四郎艦長@国連総会議場(沈黙の艦隊 第31巻)

3. 自身の人生の道(キャリア)を意識した瞬間

国際政治を舞台に活躍する国連職員か外交官になり、世界と日本のために尽くしたい、と初めて明確に自身の夢・キャリアというものを意識した瞬間でした。
【②望むことは何か】

TVアニメ「ガンダムSEED」の放送が始まったのも、この頃です。

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