貧乏貴族擬バーガー化対決1(バーガー作り編)
登場人物紹介
・寿司柳:配信主、おそらく危機に瀕した貧乏貴族を励ますべく、バーガーバーガーで貧乏貴族の三人それぞれをバーガー化しようと試みた張本人。
・貧乏貴族:安倍、日野、福田からなるトリオ。先日、大会において安倍がネタを大飛ばしし、活動休止の危機に瀕している。
・安倍:貧乏貴族のメンバーであり、今これを書いている人。配信時は寝ていた。
・日野:貧乏貴族のメンバーであり、ネタを書いている人。配信に参加。
・福田:貧乏貴族のメンバー。適当なようでいて、意外と常識人。youtubeのハンドルネームはドウェインジョンソン。
・たま:上記4人の後輩、サポート役として配信に参加。バーガーバーガーは実況を見たことがある程度の知識。
配信タイトル:貧乏貴族 がんばれ!!!(配信日時7月10日)
月曜日の朝起きると、Twitterに妙な文字が流れてきた。「貧乏貴族 がんばれ!!!」投稿者は寿司柳、そしてその投稿にはyoutubeのURLが添付されていた。
励ましの動画でも撮ってくれたのかと期待を膨らませながらURLを開くと、そこにはゲーム画面が映し出されていた。そのゲームとは自身でバーガーを作り、店を経営するシュミレーションゲーム、バーガーバーガーであった。
再生時間を見るとすぐに配信であったことが理解できた。そしてゲーム画面以外に映る文字を見てみると、「貧乏貴族3人を擬バーガー化して売上で戦わせる」とあった。
曲がりなりにも、活動休止の危機に瀕している3人を「戦わせる」とは物騒なことをするな、とも思うがこれが彼なりの応援なんだと信じ視聴を始めた。
「貧乏貴族、がんばれ!」早速一言目からタイトルを回収。ゲームが開始される。
まずはチェーン名をつける所からはじまる。
次に選ぶのはロゴマーク、ブリヂストンのようなロゴマークがありそれに決定。寿司柳は「このブリヂストンみたいなやつ」と3回ほど言っていた。彼には気に入った例えを見つけるとそれを何度か言うクセがある。
店のデザインと制服を選び、次に選ぶは社員。24種類もある中から彼が選んだのはマスヒロであった。「黒人でもいいよ」とも言っていた。全部不正解。
ここら辺からたまが配信に参加。ゲームも本格的に開始される。基本操作は知っているらしく。スムーズなスタート。まずは、出店である。
そして次に行わなければいけないのはこのゲームの肝、バーガー作成である。
デフォルトであったバーガーを全て廃止し、安倍、日野、福田のバーガーのみで勝負することを宣言。まず作成に取り掛かったのは安倍バーガーであった。
コメント欄のたまと会話しながら作成を試みるが、ここでたまを配信に引き入れることを決定。バーガー作成はたま到着次第となった。
たまはあと100mで着くらしく、たまの到着を待つことに、ここからしばらくは待機の時間となる。
たまを待つ間に投資をする。これがどういったシステムかはわからないがのちに響かないことだけを祈るばかりである。
たま待機中にタマインモウバーガーとのコメントがつくと、寿司柳は「このゲームはひじきで陰毛バーガーが作れる」と発言。安倍の乳毛をひじきで再現するとも言っていた。どうやら僕のことを乳毛として認識しているらしい。
ここでドウェインジョンソン(福田)も参加。
福田がドウェインジョンソンという名で卒業確定メールが来なかった安倍にブラフの卒業確定メールを送った話は置いといて、流石にたまの到着が遅すぎるため(3分で着くと言ったのに10分経っても現れない)先に安倍バーガーを作ることに。
ここでついにたまが登場。一緒に安倍バーガーを作り始める。
たまは安倍の人格面からバーガーをつくろうと試みるが、寿司柳は「安倍は毛だから」とひじきを入れようとする。しかし、幸か不幸かひじきはゲームを進めていく中で得られる食材のため入れることは叶わず、バーガーに入れることは一度断念する。
内面からバーガーを作り始めることになあるのだが、たまと寿司柳の中にある安倍への統一した見解は「和」であった。
確かに間違ってはいないが、アメリカ発祥の食べ物であるバーガーのコンセプトとして和を出すというのは中々に難しいことであるように思える。
しかしこれはゲーム、現実のことなどお構いなしである。
寿司柳は早速ソースとして「みそ」を選ぶ。バーガーとしてはすでにいかがなものかと思うが、たまも納得した様子であった。
次に寿司柳が選んだのは「大根(煮てある)」であった。みそに大根とはもはやすでにバーガーを逸脱した和食ではないかと思ったが、「これはゲーム」と言い聞かせながら自分を納得させる。
半笑いの寿司柳にも「美味しそうかも」とか言っているたまにも若干腹を立てている暇もなく次に「ねぎ」が入れられる。
最後に入れられるのは「とうふ」もはやバーガーでもなんでもないような気もするが作った当人たちも「味噌汁バーガー」などと言って困惑している。他の2人のバーガーは作られていないものの、圧倒的最下位の匂いしかしてこない。早めの作り直しが求められる。
次に日野バーガーである。やはりトリオのブレーンとして出来の良いものが期待できる。
しかし、寿司柳は再び「みそ」を選んだ。もはやみそから逆算して特徴を言っているようにしか思えなくなってきた。
流石にこれでは味が変わらないと判断したため、他の味を模索することに。
たまの「シャイ」という日野評に対し、寿司柳は「チキン」と応答する。ハンバーガー的には正解かもしれないが、シャイ=チキンは流石に強引さを感じる。
たまがそこそこ的確な日野評をする中、突如「キノコ」ではないかという話が持ち上がり、一度しいたけを入れる。キノコを入れたために先ほどのチキンと味が合うのではないかとなり、やはりチキンを入れることになる。寿司柳もたまも口を揃えて「日野は勇敢」と取り繕っていた。
さらに先ほど言っていたブレーン=脳みそ=みその思考からみそを投入。店の看板メニューのうち3分の2がみそ味になることなどお構いなしである。
また「細いから」という外見的な特徴からカイワレを入れる。外見だったり内面だったり、評価軸がかなりブレブレである。
先ほどの安倍バーガーが不味すぎそうすぎたためか、2人とも口を揃えて「美味しそう」という。やはり安倍バーガーの肉類なしは圧倒的不利か。
最後に福田バーガーである。
最初に寿司柳から挙げられた福田の特徴は「少食、食べるのが遅い」であるが、たまは「狂っているがしっかりしているとの評価であった。どちらも正しいとは思う。
これらの要素からジャンク方向に向かうことが決定したようであった。確実にハンバーガーというアメリカ由来の食べ物に合った方針である。すでに福田が一歩抜けた印象を受けた。
そこで入れられたのはミートソースである。これまでの中でいちばんの当たりソースであるだろう。
さらに追い討ちをかけるようにパティを追加。ハンバーガーを作るゲームなのに36分、商品にして3品目でやっとまともなバーガーが作られる予感がした。
たまの「アメリカ人かもしれない」という評価は擬バーガー化される上で最高の評価であるだろう。心なしか今までの2人よりもしっかり考えられているような気がする。
「無個性ではないから尖ったものを入れたい」
もはや擬バーガー化される上で言われたいこととかではなく、人として言われたいことを言われている。果たしてこの評価がバーガーにどう活きるか。
ここで入れられたのはたけのこである。福田の狂気を表す上ではかなり意表をついたものであるが、ことバーガーという点においては狂気すぎるだろう。
「意外と常識人」という評価もあるため、普通にチーズとかも入れられる。今までの安倍バーガーの「和」とか日野バーガーの「シャイ・細い」とかの評価に比べて圧倒的に内面までが掘り下げられている。もはや圧勝ムードである。
ここまでで2時間弱ある中の40分!でも長すぎたから一旦切るよ!
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