『古畑任三郎』の新作ストーリーを考えてみた Part5

 大変お待たせいたしました。
 『古畑任三郎』オリジナルストーリー&キャスティングのご紹介第5弾。
 なかなかアイデアが浮かばず、気が付けば少し期間が空いてしまいました…。楽しみに待っていてくださった皆様、本当にすみません💦
 では、どうぞ。

殺意の調合
犯人:景浦蓮(かげうら・れん)
演:福士蒼汰
職業:薬剤師
凶器:ストリキニーネ
〜あらすじ〜
中戸川記念病院に薬剤師として勤務する景浦は、高校時代の同級生・西山が定期的に通院していることを知る。景浦には、かつて交際相手だった同級生・井村を西山に奪われ、その際のショックが原因で恋愛に対して恐怖心を抱くようになってしまった過去があった。自分の人生を踏みにじった張本人との思わぬ再会により、忘れかけていた恨みが再燃した景浦は、薬の調合時にカプセルの一つをストリキニーネにすり替え、西山を毒殺する。

美声の悪女
犯人:南陽菜乃(みなみ・ひなの)
演:ファーストサマーウイカ
職業:アニソン歌手
凶器:ハンマー
〜あらすじ〜
南は、ネット上で紅白歌合戦への出場が確実視されているほどの人気を持つアニソン歌手。大阪出身のため、関西弁混じりの標準語を話す。南には、以前からアニソンに区切りをつけ、J-POPへ転向する目標があった。しかし、所属事務所の社長・坂本は「アニソンで売れた歌手がJ-POPをリリースしても売れるはずがない」と断言し、これを許そうとしなかった。親族のコネでマネジメント契約を結んでいることもあり、独立することが事実上不可能となった南は、坂本を撲殺して事務所の乗っ取りを計画する。

戦略の失墜
犯人:野口晴之(のぐち・はるゆき)
演:工藤阿須加
職業:経営コンサルタント
凶器:特殊警棒
〜あらすじ〜
持ち前の高い仕事力を発揮し、確かな実績を残している若手経営コンサルタントの野口は、同業者の中でも頭一つ抜けた評価を得ていた。ある日、野口はコンサルティングを行っているフジカワ工業の経理部長の折田に呼び出される。そこで折田に告げられたのは、コンサルティング料を振り込んでいた野口の個人事務所の口座がペーパーカンパニーであることと、それに伴う脱税の疑惑であった。野口はその場を何とかごまかすが、これらの疑惑は全て事実であった。信用を失う窮地に立たされた野口は、折田を撲殺してしまう。

尖った釈台
犯人:旭堂琳山(きょくどう・りんざん)
演:三浦翔平
職業:講談師
凶器:灰皿
〜あらすじ〜
琳山は、業界きってのイケメンとして圧倒的な人気を誇る若手講談師。抜群のトーク力を武器にバラエティ番組にも進出し、売れっ子となって舞い上がる琳山は、女性タレント・大崎と不倫を始める。密会を重ねるにつれて大崎の美貌に心を奪われていく琳山は、現在の妻・美琴との離婚を決意し、大崎にプロポーズする。しかし、大崎は琳山のことを単なる遊び相手としか見ておらず、結婚するつもりはないことを告げられる。騙されたことに憤慨した琳山は、大崎を撲殺する。

孤独のヴァージンロード
犯人:村田瑛子(むらた・えいこ)
演:仲間由紀恵
職業:ウエディングプランナー
凶器:スタンガン
〜あらすじ〜
村田は、これまでに数多くの夫婦の結婚式を取り仕切ってきた凄腕のウエディングプランナー。ただ、本人は結婚願望こそあるものの、日々の激務に追われて結婚の機会をことごとく逃し、未だに独身のままだった。独身をこじらせるあまり、いつしか「一生に一度の思い出作りをサポートしたい」という初心を忘れ、幸せそうな新婚夫婦に嫉妬心を抱くようになった村田は、退職を決意する。だが、時を同じくして後輩のウエディングプランナー・小谷の寿退社が決まる。可愛がっていた後輩にさえも先を越されたことに怒りを覚えた村田は、小谷を電殺する。

萌えないギャップ
犯人:湯浅龍之介(ゆあさ・りゅうのすけ)
演:千葉雄大
職業:気象予報士
凶器:テーブル
〜あらすじ〜
幼い顔立ちと時折見せるあざとい仕草で高い女性人気を誇る気象予報士・湯浅は、プライベートではオープンカーに乗ったり友人と飲み明かしたりしており、世間の印象とは全く違う人物だった。人気獲得のためとはいえ、本来の自分を隠してあざといキャラを演じ続けることは、湯浅にとって大きな負担であり、悩みの種となっていた。限界を感じ始めた湯浅は、レギュラー出演している夕方の情報番組『ゆうぐれDAYS』のディレクター・佐倉にあざといキャラの封印を願い出る。しかし、視聴率に響くことを理由に湯浅の要望を佐倉が却下したことで、2人の話し合いは激しい口論に発展する。湯浅は怒りに任せて佐倉を突き飛ばし、殺害してしまう。

決意の格差
犯人:高原次郎(たかはら・じろう)
演:佐々木蔵之介
職業:飲料メーカー営業部長
凶器:青酸ソーダ
〜あらすじ〜
高原は、日本の大手飲料メーカー・サガラ飲料の営業部長。高校卒業後の入社以来、次々と大口の取引先を開拓してきた敏腕営業マンとして、部下からの信頼は厚い。そんな高原の働きぶりが評価され、遂に取締役への昇進が決定する。しかし、役員の中には高原の成り上がりを快く思わない者もおり、特に常務取締役・三田は学歴主義者ゆえに高原の昇進に最後まで反対していた。その後、三田が失脚を目論んでいることを噂で知った高原は、青酸ソーダを混入したコーヒーを飲ませて三田を毒殺する。

正拳を突け
犯人:筒井朔太郎(つつい・さくたろう)
演:横浜流星
職業:空手家
凶器:石
〜あらすじ〜
筒井は、オリンピックのメダル候補にも名を連ねるほどの実力を持つ空手家。そんな彼にとって、日本一の座を阻む最大のライバルは、絶対王者と評される空手家・金城だった。今まで筒井が金城に勝ったことはなかったが、昨年の全日本選手権では筒井が初優勝を遂げる。しかし、それは金城が直前に体調を崩してベストなパフォーマンスができなかったためであり、今年の全日本選手権で金城が日本一の座に返り咲くことはほぼ確実だった。偶然とはいえ悲願だった日本一の称号を守るため、筒井は金城を撲殺してしまう。

戯曲の宿命
犯人:長岡敏嗣(ながおか・としつぐ)
演:小手伸也
職業:劇団主宰
凶器:ロープ
〜あらすじ〜
劇団「シャンバラ」の主宰・長岡は、次回の公演へ向けて準備を急いでいた。公演にかかる費用は個人投資家である兄・康太郎にスポンサーとなってもらうことで調達しており、金銭面での問題は無いように見えた。しかし、長岡による公演は今まで劇場が満員になった試しがなく、なかなか納得できる結果が残せずにいた。遂に康太郎は、「投資した金額に見合った結果が残せないのなら金は出さない」という結論に至ったことに加え、スポンサーを降板することを長岡に宣言する。何としてでも公演を行いたい長岡は康太郎を絞殺し、資産の奪取を図る。

騙された美貌
犯人:志筑初音(しづき・はつね)
演:広瀬すず
職業:ネイリスト
凶器:ナイフ
〜あらすじ〜
丁寧な施術と仕上がりの良さが主に若い女性から高く評価されているネイリスト・志筑は、ライバーとしての顔も持ち合わせていた。オフ会も頻繁に開いており、ファンと積極的に交流する気さくな人物だと思われている。しかしその正体は、恋愛感情を利用して男性ファンに自作した書籍を売って金を騙し取る詐欺師だった。ある日、志筑は男性ファン・有澤とオフ会を開く。有澤は志筑の詐欺に何度も遭っていながらその事実に気付いておらず、志筑にとっては絶好のカモだった。だがその日、有澤の口から発せられたのは「騙されていることに気付いた」「今までに渡した金を返せ」という言葉だった。逃げ場を失った志筑は、有澤をホテルに連れ込んで刺殺する。

完璧な妥協
犯人:長谷部善輝(はせべ・よしてる)
演:十三代目 市川團十郎 白猿
職業:シンクタンク所長
凶器:拳銃
〜あらすじ〜
国際経済総合研究所の所長・長谷部は、些細なミスも見逃さない「大」がつくほどの完璧主義者。ある日、長谷部は一昨年に公式サイトで公表したレポートの内容に誤りがあることに気付く。すぐに改訂版を作成しようとするが、そのレポートはシンクタンク・オブ・ザ・イヤーを受賞するきっかけとなったほど世界的に高く評価された代物で、今になって内容に誤りがあったとはとても言い出せない状況であった。長谷部は公式サイトに掲載されているレポートのURLを改訂版と入れ替えてごまかそうとするが、主任研究員・今野に見抜かれてしまう。糾弾されることを恐れた長谷部は、今野を銃殺する。

 今回はここまで。
 恐らく今回のようなブランクができてしまうと思うけど、次回をお楽しみに。

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