あぶなくないアブのはなし

毛むくじゃらでいかつい見た目のシオヤアブは体長が約20ｍｍ～30ｍｍだとか。見かけるとなかなかひやっとするがこいつは滅多に人を刺したりはしない。ムシヒキアブ科に属していて昆虫を捕食する種類のアブなのだ。

もちろんアブの中には吸血性のやつもいて、ヤマトアブやアカウシアブなんかがそうだけど、蚊のように人間の血を餌として狙ってくるのもいる。

花の蜜を吸うハナアブという種類もいてこれは本当に可愛い。ミツバチのように植物の受粉を助けているのだ。

ムシヒキアブ科の仲間でオオイシアブというやつもいるんだけど、こいつも毛むくじゃらでいかついけど人は刺さずに他の昆虫を捕食する。

凄いなアと思ったのはオオイシアブの発生する時期とシオヤアブの発生する時期が重なってないこと。ちゃんとすみ分けていて、共生しているから自然界ってつくづく偉大だなアなんて思う。

そんでもってこのシオヤアブの捕食の仕方が実にクール。じっと獲物を待って相手よりも高速で飛んで後ろから口吻をズブリ。獲物は羽を広げたままなので飛んでいる最中にやられたのがわかる。

相手に後ろから近づいてさっと刺して仕留めるあたり、必殺シリーズならさながら飾り職人の秀こと三田村邦彦だろうか。

アブと言えば「あぶない刑事でか」もスキだったなア。

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なんとなくアブの事を考えていて書きたくなったというだけでしたん。

こちらの周りでは発熱などの症状が増えております。

皆様におかれましてはくれぐれもご自愛下さりますようお祈り申し上げます。