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化粧品で出来ること-①

化粧品や美肌ケアー商品について

綺麗な透明感とハリのある肌は多くの女性そして、最近では美容に関心のある男性も憧れるものでしょう。

その為に、様々な美容情報を熱心に読み、美白やしわ、毛穴の改善に優れた効果があると謳った化粧品や美肌ケアー商品を試してみたと思います。

また、テレビや女性誌で紹介された肌の手入れ法を熱心に実践している方も多いのではないでしょうか。

勿論、何らかの効果を感じて満足している方もいるでしょうが、大部分の人は期待したほどではないけれど、何となく悪くはないといった程度で納得するのが実際のような気がします。

化粧品やエステ商品が謳う、肌が白くなる、毛穴が小さくなる、しわが目立たなくるという効果は実際に可能なのでしょうか。

また、本来の美容医療ではどこまでできるのでしょうか?

化粧は長い歴史を持つ大切な文化です。

特に現代女性にとっては自分を表現する重要な手段であるとともに、最低限のエチケットともいえます。

化粧をすることで、肌を明るく見せ、顔の立体感や輪郭を際立たせます。

それによって自分の気持ちにスウィッチを入れる役割もしているでしょう。

そして大部分の女性が(最近は一部の男性も)外に出るときは、誰かと会うときは必ず何らかのメイクを施します。

朝から夜遅くまでほぼ一日中肌に直接つけて過ごす化粧品。

それだけに最も求められるのは安全性です。当然ですが、肌質は個人差があり、人によってはある成分があうあわないといった差があり得るわけですが、化粧品の場合ある特定の人しか使えないでは意味がありません。

つまり、誰でもいつでも時間の制限なく使用できるものでなくてはならないわけです。

一方、シミが薄くなる、しわが目立たなくなる、毛穴が収縮するといった効果は、医学的にも簡単な変化ではありません。

メラニン粒子の分解、排出やメラニン細胞に対する抑制、コラーゲン繊維の再構成の誘導や活性などが生体反応として進まなければ、そのような効果は期待できません。

つまり皮膚科学的な薬効が皮膚に浸透して作用しなければはっきりとした変化は難しいといえます。

しかし残念ながら効果と安全性、副作用の可能性は相反するものなのです。

言い換えれば、効果のあるものは必ず副作用が起こり得ます。これは誰でもいつでも制限なく使用できるという化粧品の大原則には適しないものです。

時代の流れの中で「アンチエイジング商品」「機能性化粧品」「ドクターズコスメ」といった期待と、化粧品の安全性は両立が難しく、何となく悪くはないといったレベルを超えることは難しいようです。

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