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祖母に映画を勧められた

先日、祖母に勧められた映画ドライブマイカーを観た。(父方なのでわびさびばあちゃんではない)


ドライブマイカーは、2021年公開のアカデミー賞国際長編映画賞をはじめ、様々な賞をとった名作だ。
私自身、地元が広島ということもあり観たいとは思っていたけど手をつけれていなかった。
ちょうど祖母に勧められてこのタイミングでTSUTAYAへ。
3時間の超大作だった。






うん、濡れ場が3〜4回ほどあった。
冒頭から。
今日日、「濡れ場がある」映画はごく普通のことなのだが。。この映画では「オナニー」だの「セックス」だのの直接的な単語が幾度となくででくる。

そこに突っかかるのはしょうもない事だと思いながらも突っかからずにはいられない。
「普通、孫に濡れ場のある映画勧めるか」

いや、全然いいけど。。
普通の人は何も思わないかもしれない。
私だけかもしれないがなんかすっごい引っかかる。

今まで、どんだけ成長しても「子どもの子ども」として心配心配と、接せられてきたが悪い気はしなかったし、「祖母と孫」とはそういうものだと思っていた。

そんな私もとうとう祖母に「濡場のある映画」を勧められる年齢になったんだなという感情が迸る。






いや、絶対に考えすぎ。。
ただ面白かった映画を孫に勧めただけだ。


まぁ、分からないところ多しではあったが、なんとなく深い作品だなと思った。
今の私には「多言語舞台、西島秀俊と岡田将生の一対一の対話シーンなどこれまでなかったあたらしさもあり、車でたばこ、ゴミ工場のシーンなどの映像としての美しさもあって面白かった」ぐらいしか言えない。
10年後、20年後に観たら全く別の感想になってくるのだろう。
これぞ見る人によって感じ方が違う映画なのだと思った。

ばあちゃんは推定80代。
この映画をどういう風に感じたのだろうか。

今度聞いてみようかしら。。
いや、やめておこう。




次はどんな映画を進められるだろう。
楽しみで仕方ない。 



私もこのような高齢者になりたいと思った。

別にこの話にオチはないし、焦ってもいない。から、脈は通常通りだろう。

どんなことが起きても自分のリズムで脈を打ち、歳を重ねたいと思った午後であった。


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