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19 金属の切削・研磨

こんにちは!今日もお付き合いくださいね(^^)

真鍮製ペン立ての実習をしている際、輪郭の加工をしていました。弓のこ、コッピングソーで切断したあと、金工用の大きな棒状のやすりで大まかに削ります。そして、精密やすりで細部を丁寧に削っていきます。とても細かい部分に関しては、100円ショップに駆け込み、すごく細いやすりを買って対応した思い出があります。精密ダイヤモンドやすりってのがあった気がします。

輪郭が整ったら、金属表面の研磨をします。耐水研磨紙を使いました。200番台〜1000番までの耐水研磨紙で6種類位用意した気がします。耐水研磨紙は生徒が使いやすいように16分の1のくらいまでカットし、名刺サイズのものを渡していました。カットしないとまるまる使ってしまうので…。

耐水研磨紙は水につけながら使います。水道が広ければ水道で、なければ大きなバケツに水を汲んで、その中でやってもらっていたことがあります。水道、人数分あればいいんですけどね(笑)。

また、耐水研磨紙の磨きが粗かったりすると、傷が目立ってしまうので、丁寧さが要求されます。番目が大きくなったとき、小さい番目の傷はなかなかとれないんです。

耐水研磨紙が終わったあとは研磨剤で金属を磨いていきます。以外、箇条書きに整理します。

・研磨剤は番目でいうと1000番〜2000番に相当するそうです。

・研磨剤は乾いた布類に適量出して手で磨いてもらっていました。ですが、「適量」という便利な言葉を使うと、めちゃくちゃ多く使う生徒がいるので、「10円玉くらい」と言うときもありました。

・研磨剤は独特の匂いがします。換気をしながら実習をすると良いでしょう。また、研磨剤は周囲を汚します。机の上で直接やると結構汚れてしまうことがあるので、廃材の板や新聞紙をしいて行うと安心です。

・磨いた布は使用後、可能なら廃棄して毎回違う布を使うのが良いでしょう。布を洗ってもなかなか研磨剤が落ちません。

・石鹸も用意しておきましょう。研磨剤を使うと高い確率で手に付着します。洗える環境があると生徒は安心します。

切削と研磨に関してでした。金属を磨いて金属光沢が出てくると生徒の中には喜びを感じてハマってくれる子が出てきます。楽しく金属を磨きましょう!

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