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6. 『合成洗剤』の選び方

たくさんの合成洗剤が販売されています。
その中から汚れに合った洗剤を選ぶためには、商品の裏側に記載されている成分表を見ます。

キッチンマジックリン

ここではいくつかの洗剤について成分表を見てみましょう。

合成洗剤の成分表

汚れ落としのメカニズムに関連する項目をまとめると次のようになります。

合成洗剤02


①キッチンマジックリンはアルカリ性洗剤です。キッチンの頑固な油汚れ(酸性よごれ)を落とすメカニズムとして「界面活性効果」だけでなく「アルカリ性洗剤」の力で落とすことに特化している商品であることがわかります。

②バスマジックリン、③トイレマジックリンは中性洗剤であり「界面活性効果」で汚れ落としをする洗剤です。バスマジックリンの界面活性剤は9%で皮脂汚れなどが多い浴室用であることがわかります。

④ガラスマジックリンは弱アルカリ性洗剤です。界面活性剤は0.4%と少ないです。ガラスの汚れはあまり多くないことを想定して洗浄力を弱めにおさえていることがわかります。

⑤カビハイターは浴室のカビ汚れ専用の洗剤です。黒カビ汚れを漂白して汚れ落としするために次亜塩素酸塩が配合されています。液性はアルカリ性なので油汚れなども落とせることがわかります。

⑥トイレのルック除菌消臭EXはトイレ専用の洗剤です。尿や便などのアルカリ性汚れを落とすために液性は「酸性」です。界面活性剤も配合されているので、便座などの皮脂汚れにも対応しています。

それぞれの洗剤は、肌荒れ防止や有害ガス発生防止のための「注意書き」が記載されています。よく読んで安全に洗剤を使いこなしましょう。

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